フアン・マタ、ダビド・デ・ヘア、フィル・ジョーンズ、アシュリー・ヤング、クリス・スモーリング、アントニオ・バレンシア、アンデル・エレーラ、アンドレアス・ペレイラ、アントニー・マルシャル。彼らはマンチェスター・ユナイテッドとの契約を来年夏で満了する選手たちだ(スモーリングは契約延長が濃厚)。実に9名の選手たちが、来夏にユナイテッドを離れる可能性残している。そこで今回は、ユナイテッドをフリー移籍で離れた5名の名選手をご紹介する。
ポール・ポグバ
2009年にユナイテッドの下部組織に加入したポグバ。2011年にトップチームデビューを果たし、同年にプロデビューを果たした。しかし、出場機会には恵まれず2012年8月にユベントスへとフリーで移籍。10月22日にナポリ戦でプロ初ゴールを挙げている。その後の活躍は言わずもがな。ユベントスの連覇に貢献し、世界的な選手へと評価を高めていった。2013/2014シーズンにはクラウディオ・マルキジオが負傷により離脱したこともあり完全にレギュラーの座をつかむとその後は背番号「10」を背負うまでに。
2016年に古巣ユナイテッドに復帰。ユナイテッドはフリーで放出した選手を、当時の最高額移籍金(約118億6000万円)で獲得する羽目になった。
オーウェン・ハーグリーブス
2007年にバイエルン・ミュンヘンからユナイテッドに移籍したハーグリーブス。マンチェスター・ダービーでイングランドデビューを果たすと、高いユーティリティを発揮し、負傷に悩みながらもチームに貢献した。ただ、負傷の影響でフリーとなり、マンチェスター・シティへと移籍。ハーグリーブスは事実上の引退試合となる試合で1年ぶりのピッチの感触を踏みしめた。
ルイ・サハ
2004年にルート・ファン・ニステルローイやオーレ・グンナー・スールシャールなど、主力FWが負傷により離脱したユナイテッド。白羽の矢が立ったのがフラムでプレーしていたサハだった。2005/2006シーズンにファン・ニステルローイからスタメンの座を奪っている。ウェイン・ルーニーからは「最高のストライカーとしてのパートナーだった」と称されている。しかし、出場機会の減少から2008年夏にフリーでエバートンへと移籍している。
ウェイン・ルーニー
現代のプレミアリーグレジェンド、ウェイン・ルーニーもフリーでユナイテッドを去った選手の1人だ。2004年にエバートンからユナイテッドに加入した彼はオールド・トラフォードで輝きを放ち、契約満了とともに古巣へと帰った。彼の損失はユナイテッドにとって非常に大きなものだった。キャリアを積み重ねるごとに少しづつプレースタイルを変え、常に最前線でプレーしてきた選手の経験値はユナイテッドにとって欠かせないものだった。彼の移籍がユナイテッドに与えたプラスの面があるとすれば、エバートンがロメル・ルカクの放出に踏み切った点だけだろう。
ファーディナンド&ビディッチ
リオ・ファーディナンドとネマニャ・ビディッチのコンビは、当時のプレミアリーグで最も強固なCBコンビだったと言えるだろう。2人の存在はユナイテッドに15個のトロフィーをもたらしている。ともに2014年にユナイテッドからの退団を発表。ファーディナンドはクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)、ビディッチはインテルへとそれぞれ移籍を果たしている。
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