
不振に喘ぐチームで孤軍奮闘を見せている絶対的エースたちがいる。中堅以下のクラブに在籍し、ビッククラブの選手ほど注目を浴びるわけではないが、確実に仕事をこなす職人的なストライカーに魅力を感じる方も多いのではないだろうか。そこで今回は、欧州5大リーグでチーム総得点の半数以上を一人で稼いでいる選手をご紹介したい。

レオナルド・パボレッティ
所属:カリアリ
チーム総得点:12ゴール
得点数:6ゴール
エース依存率:50%
元イタリア代表のレオナルド・パボレッティは今季好調を維持している。第2節サッスオーロ戦で2ゴールを決めてから5試合ノーゴールが続いたが、第8節ボローニャ戦からの5試合で4ゴールを記録(ノーゴールは第11節ユベントス戦のみ)。チーム総得点の半数を叩き出す圧倒的な活躍を見せている。

フランチェスコ・カプート
所属:エンポリ
チーム総得点:12ゴール
得点数:6ゴール
エース依存率:50%
第10節ユベントス戦でゴールを決めてから3試合連続ゴール中と絶好調。開幕から先発フル出場を続けている絶対的エースだ。しかし、チームは2勝3分7敗の現在18位と降格圏に沈んでおり、残留のためにはエースのさらなる活躍が必要不可欠だ。

フランソワ・カマノ
所属:ボルドー
チーム総得点:14ゴール
得点数:7ゴール
エース依存率:50%
今季UEFAヨーロッパリーグ(EL)に参戦しているボルドーで、チーム総得点の半数を決めているのがウインガーのフランソワ・カマノだ。第9節ナント戦で2ゴールを決めて以降、直近4試合はノーゴール。現在リーグ11位、ELでは1分3敗と苦しんでいるだけに、更なるゴール量産が期待される。

ダニー・イングス
所属:サウサンプトン
チーム総得点:8ゴール
得点数:4ゴール
エース依存率:50%
夏の移籍市場でリバプールからサウサンプトンへ移籍。開幕5試合で3ゴールと上々のスタートを切ったイングスだが、その後の7試合でわずか1ゴール(1試合欠場、チーム総得点はわずか2ゴール)。チームは第4節クリスタル・パレス戦以降、勝ち星から見放されている。

クシシュトフ・ピョンテク
所属:ジェノア
チーム総得点:17ゴール
得点数:9ゴール
エース依存率:53%
ジェノアに彗星の如く現れたポーランド人の新星ピョンテク。開幕8試合で9ゴールを荒稼ぎしてみせた。しかし、第9節ユベントス戦以降は5試合ノーゴールと完璧にゴールの流れが止まってしまった。ただ、ユベントス、ウディネーゼ、ミラン、インテル、ナポリと相手が強豪揃いであった点は擁護すべきかもしれない。

エミリアーノ・サラ
所属:ナント
チーム総得点:20ゴール
得点数:11ゴール
エース依存率:55%
開幕からコンスタントに得点を取り続け、12試合で11ゴールをマーク。現在も直近5試合で8ゴールと絶好調を維持している。リーグ1得点ランキングトップタイに位置する新星の獲得をプレミアリーグのエバートン、ウェストハム、フラムなど複数クラブが目指していると報じられている。

マルクス・テュラム
所属:ギャンガン
チーム総得点:9ゴール
得点数:5ゴール
エース依存率:56%
ユベントスなどで活躍した元フランス代表リリアン・テュラムの息子である。今季は1勝4分8敗の最下位と苦しいシーズンを送っているギャンガンで9試合5ゴールと奮闘中。しかし、テュラムがゴールを挙げた4試合全てで敗北。なんとも居た堪れない状況に陥っている。

クリスティアン・ストゥアーニ
所属:ジローナ
チーム総得点:13ゴール
得点数:8ゴール
エース依存率:62%
ウルグアイ人らしい得点感覚を持ったストライカーだ。第3節ビジャレアル戦から第8節エイバル戦までの間で6試合8ゴールと荒稼ぎ。チーム総得点の約3分の2を一人で記録している。
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