
相次ぐ負傷者の続出で壊滅的な状況にあるミラン。特に最終ラインには大きな不安を抱えることとなった。上々のシーズンを送っているだけにツイていないでは済まされない問題だ。今回は、ミランの負傷離脱中の選手をまとめ、具体的な解決策をご紹介する。

アレッシオ・ロマニョーリ
ポジション:CB
ケガ人が多発したミランの中で、何事もなくシーズンを送っていたキャプテンがついに負傷離脱。イタリア代表胎動中に筋肉系のトラブルを起こしている。左ふくらはぎの筋肉接合部に異常が見つかり、約1ヵ月の離脱が予想されている。

マッティア・カルダラ
ポジション:CB
今夏にレオナルド・ボヌッチとのトレードという形でミランに加入したカルダラ。将来のイタリア代表を背負って立つCBとして期待されたが、軽度の負傷と4バックへの適応に時間がかかり、出場機会は得られず。そんな中、10月末に右ふくらはぎの筋肉を断裂。3ヵ月以上の離脱が予想されている。

マテオ・ムサッキオ
ポジション:CB
昨夏ミランに加入した実力者のムサッキオ。今シーズンはロマニョーリとともに最終ラインからチームを支える主力として活躍していた。しかし、8日に行われたレアル・ベティス戦で負傷。診断の結果、右ヒザ十字靱帯の損傷が確認され、約2ヵ月の離脱が予想されている。

イバン・ストリニッチ
ポジション:SB
今夏にミランに加入したストリニッチだが、心臓の問題が発覚しここまでのシーズンを棒に振る形に。ただ、精密検査を行った結果、心臓が正常に戻っていることが確認された。報道によれば、26日から練習に復帰できるという。ただ、ほとんどトレーニングを行ってこなかったこともあり、フィジカル面を離脱前の状態に戻すのには時間がかかるだろう。

ルーカス・ビリア
ポジション:MF
10月31日の練習中に右下腿の負傷が確認されたビリア。検査の結果、手術が必要と判断され、フィンランドで外科治療を受けている。ただ、復帰には相当の時間がかかるとみられ、少なくとも4ヵ月は離脱が予想されている。

ジャコモ・ボナベントゥーラ
10月25日に行われたレアル・ベティス戦に出場して以降、ヒザの炎症により欠場が続いているボナベントゥーラ。軟骨に部分に問題が見つかり、手術が必要と判断されている。手術を行った場合の離脱期間は3ヵ月から5ヵ月とみられている。

解決策
負傷者続出のミランにおいて、最も問題を抱えそうなのが最終ラインだろう。まともなCBはクリスティアン・サパタしか残っていない。ステファン・シミッチもいるにはいるが、公式戦から離れすぎている。リカルド・ロドリゲスに3バックの一角を担わせるという手段もあるだろう、またはケフランク・ケシエを最終ラインで起用するというのも一つの手だ。ただ、ケシエはミランの中盤で最も欠かせない選手の1人であり、中盤に問題がでる可能性も高い。ダビデ・カラブリアを最終ラインで起用することも視野に入れる必要があるだろう。
もう一つは、無所属の選手の獲得。ここまで壊滅的に選手が離脱することは稀だ。それなりの対応を取らなければいけない。シーズン終了時までの契約で獲得に動く可能性もあるだろう。
コメントランキング