セリエA ミラン

これぞ漢気。ガットゥーゾがエース負傷もメディカルスタッフをかばう

 ミラン監督ジェンナーロ・ガットゥーゾが、同監督らしく自チームのスタッフをかばう男気溢れるコメントを残した。日本時間5日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』が報じている。

 日本時間5日に行われたセリエA第11節ウディネーゼ対ミラン。スコアレスで後半アディショナルタイムを迎えた試合は、キャプテンのイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの劇的2試合連続弾でミランが勝利を収めた。
 
 しかし、インテンシティの高さが目立った試合で大黒柱のゴンサロ・イグアインが負傷交代。ミランは勝ち点3を獲得したが、大きな代償を払うこととなった。なお、イグアインの負傷は重症ではないことが判明している。ガットゥーゾは試合後のインタビューでこの出来事に触れた。

「フィットネスコーチやメディカルスタッフに責任を負わせることができるので、負傷の口実を作ることは簡単だ。ただ、私たちは静かに、懸命に働き、すべての責任を分担している」

 ガットゥーゾのこの発言で、チームの医療担当者がどれだけ救われただろうか。同監督には、選手やスタッフを虜にする、人間的な魅力が溢れている。