【衝撃…】FIFA会長がPSGとシティのFFPに特別処置？

ジャンニ・インファンティーノ会長　写真提供:Getty Images

　
　FIFA会長のジャンニ・インファンティーノ氏がパリ・サンジェルマンとマンチェスター・シティのファイナンシャル・フェアプレー（FFP）を回避できるように手助けしたようだ。スペイン紙『マルカ』が『Football Leaks』と『Der Spiegel』の報道を引用して報じている。

　2014年から施行されているFFP規則。UEFAに加盟するクラブの財政健全化を目指す目的で導入されており、各クラブは移籍金などの支出がサッカーによって得た収入を上回る事が禁じられている。

　そして、今回の報道によるとPSGとシティはこのFFP規則を破っているのにもかかわらず、FIFAとUEFAによる政治的意図によって制裁が回避されているという。

　PSGとシティのオーナーは自らが所有するクラブの予算を増やす目的で、最近の7年間で両クラブ合計45億ユーロ（約5800億円）もの資金を投入。そのうちシティは27億ユーロ（約3480億円）、PSGは総額10億7500万ユーロ（約1386億円）、年間2億1500万ユーロ（約277億円）をスポンサー契約から水増しされたものと見られている。

　また、PSGとシティはFFP違反でUEFAから6000万ユーロ（約77億3600万円）の罰金を科されたが、要件を満たせば4000万ユーロ（約51億5700万円）の払い戻しが受けられると伝えられていたという。

　この報道にPSGは「常にすべての準拠法や規則を厳密に順守しており、本日メディアパートで伝えられた疑惑については断固否定する」とコメントを発表している。

　果たして、このスキャンダルは真実なのだろうか。