バルセロナ レアル・マドリード

メッシとC・ロナウド不在の“エル・クラシコ”。次世代の主役は誰だ?

ラ・リーガ第10節バルセロナ対レアル・マドリードが日本時間10月29日0時15分からバルセロナの本拠地カンプ・ノウで開催される。今回の“エル・クラシコ”はサッカー界の二大スターであるリオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが11年ぶりに欠場する試合となる。

そこで今回はスペイン紙『アス』が特集した「メッシとロナウドが不在のエル・クラシコ。誰が牽引する?」をご紹介したい。


レアル・マドリード:後継者

ロナウドがかつて務めたポジションにはイスコが入ることが予想される。フレン・ロペテギはカゼミーロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチの3枚を中盤に配置し、左にイスコ、右にガレス・ベイル、「9番」の位置にカリム・ベンゼマを起用する布陣(スタートポジション)で臨むだろう。


バルセロナ:後継者

ミッドウィークに行われたインテル戦では、メッシの代役はラフィーニャが務めた。ウスマン・デンベレがメッシの代役として相応しいと考えられていたが、エルネスト・バルベルデはインテル戦でベンチに入れていない。より多くの選手を用いて中央のエリアを支配したい
と考えるならば、デンベレが起用されるチャンスは増加する。ビックゲームなら尚更効果的になるだろう。


レアル・マドリード:ゴール

レアル・マドリード在籍時にロナウドはバルセロナ相手に30試合18ゴールを記録。今季のチーム最多得点はカリム・ベンゼマの6ゴール。ロナウドに代わってベンゼマがゴールを奪えるのか注目だ。


バルセロナ:ゴール

メッシはレアル・マドリード相手に32試合で20ゴールを奪っている。今季のチーム最多得点はメッシの12ゴール。チーム2位はウスマン・デンベレの5ゴールだ。メッシ不在の影響は色濃く出るだろう。


レアル・マドリード:フリーキック

ロナウドがフリーキックを独占的に蹴ることはなくなった。フレン・ロペテギが率いるチームには様々なオプションが用意されている。右足の選手が優位なフリーキックでは、セルヒオ・ラモスかイスコ、オプションとしてトニ・クロースが選択肢に入る。左足の選手が優位なフリーキックでは、ガレス・ベイルを中心に、マルコ・アセンシオがオプションとなる。


バルセロナ:フリーキック

水曜日に行われたインテル戦で見られた通り、ルイス・スアレスとフィリペ・コウチーニョがフリーキックの役割を分けることになるだろう。インテル戦では最初のフリーキックをコウチーニョが、次の二つのフリーキックをスアレスが蹴っている。


レアル・マドリード:ペナルティキック

ロナウド退団後、キャプテンを務めるセルヒオ・ラモスが新しいペナルティキックのスペシャリストになった。レアル・マドリードは今季4回のペナルティキックを獲得。ラモスが3回、カリム・ベンゼマが1回キッカーを務め、4回全て成功している。


バルセロナ:ペナルティキック

フリーキックと同様、メッシ不在時はルイス・スアレスとフィリペ・コウチーニョが代役を務めるだろう。スアレスは8度のペナルティキックで6回成功しているため最有力候補となる。コウチーニョは昨年1回キッカーを務め成功しているが、今年は1度もペナルティキッカーを務めていない。


レアル・マドリード:背番号7

オリンピック・リヨンから復帰したマリアーノがロナウドが着用した背番号7を継承。しかし、今季の出場時間は限られている状況だ。


バルセロナ:キャプテンマーク

メッシ不在時には、キャプテンの腕章はセルヒオ・ブスケツに託される。この重要な一戦でバルセロナを率いるのはブスケツだ。