ラ・リーガ レアル・マドリード

不調レアル、ゴール欠乏症の解消へ今冬獲得候補にイブラの名前が

 レアル・マドリードがアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに所属する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの今冬獲得に向けて動くかもしれない。現地時間22日、スペインメディア『Cadena Cope』がこれを伝えている。

 イブラヒモビッチの去就を巡っては、10月に入ってイタリア紙『コリエーレ・デラ・セラ』が今冬にミランへ電撃復帰する可能性を報じたことをきっかけに周囲が騒がしくなったものの、代理人を務めるミノ・ライオラ氏がこれを否定していた。

 しかし一度は去就問題が収束に向かっていたと思われていた矢先に、今度は今冬の移籍先としてマドリードの名前が浮上。同クラブは今夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに電撃移籍したこともあり、今季はリーグ戦で勝ち点を取りこぼすことが多い現状だ。

 特に攻撃面に目を向けると、9月末に行われたラ・リーガ第6節・セビージャ戦以降公式戦4試合連続ノーゴールに終わるなど、決定力不足を露呈。今節のレバンテ戦ではブラジル代表DFマルセロがネットを揺らしたものの、1-2で敗れており、深刻なチーム状況に陥っている。

 イブラヒモビッチはその決定力不足を改善するためにうってつけの存在であるとスペインメディアは報じるとともに、同選手とロサンゼルス・ギャラクシーとの契約が今年度末に満了を迎えることから、フリーでの獲得が可能となることも強調している。

 フレン・ロペテギ監督解任の可能性が高まっているマドリードにおいて、この困難の打開策としてイブラヒモビッチ獲得へ本格的な動きを見せることがあるのだろうか。