プレミアリーグ チェルシー

マンUがチェルシーに大敗する3つの理由。モウリーニョにとどめの一撃

この記事が公開されるとほぼ同時刻に、プレミアリーグ第9節、チェルシー対マンチェスター・ユナイテッドがスタンフォードブリッジでキックオフする。マウリツィオ・サッリの下、好調を維持するチェルシーと決して順調とは言えないユナイテッドの対戦だ。ユナイテッド指揮官のジョゼ・モウリーニョにとっては自身の去就に大きな影響を与える試合となるだろう。今回は、ユナイテッドがチェルシーに大敗する3つの理由をご紹介する。


スタンフォードブリッジに弱いマンU

ユナイテッドはアウェイのチェルシー戦を非常に苦手としている。これまでに52試合が行われた今回のカード。チェルシーが18勝19分15敗とわずかに勝ち越している。ただ、ユナイテッドはスタンフォードブリッジで2013年以降、一度も勝利を挙げることができていない。1992年のプレミアリーグ発足以降で見ても、5勝しかしていない。今シーズンの状況を見ても、この傾向は継続されることになりそうだ。


完成形に近いチェルシー

チェルシーがこの試合を制す可能性が高い理由の1つに、チェルシーのチーム状態がある。今夏に指揮官に就任したマウリツィオ・サッリだが、すでに自身のフィロソフィーをチームに浸透させている。エリア内に頻繁に顔を出すエンゴロ・カンテを誰が想像できただろうか。リーグ戦でも勝敗だけなら首位のマンチェスター・シティと変わらない。ヨーロッパリーグでも完璧な戦いを見せている。また、エースのエデン・アザールが絶好調で手が付けられない。リバプールというレベルの高いチームとの対戦でも、1人だけピッチ上で異次元のプレーを見せていた。ニューカッスル・ユナイテッドにやっとの思いで勝利したユナイテッドでは歯が立たないだろう。


マンUの守備的な戦術

ユナイテッドのサポーターを幻滅させている、守備的な戦い方はマウリツィオ・サッリの餌食となるだろう。チェルシーがボールを保持しユナイテッドを押し込むことで、ユナイテッドは不必要なプレッシャーを与えられてしまう。クリス・スモーリング、エリック・バイリー、ビクトル・リンデロフは不安定さが明らかだ。フェリペ・アンデルソンとマルコ・アルナウトビッチに苦しめられた彼が、どうすればアザールを止められると言うのだろうか。モウリーニョのような現実的な人間は、プレッシャーを吸収してカウンターを狙うだろう。しかし、先に失点をするようなことがあれば、自身の解任はすぐそこだ。


名前:菊池大将
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