セリエA ミラン

ミラン、下部組織出身のストライカーと2023年まで契約延長発表

 ミランは現地時間15日、FWパトリック・クトローネと2023年までの新契約を締結したことを公式発表している。

 ミランの下部組織出身であるクトローネは昨シーズンに2桁得点をマークし、一気に頭角を現していた。

 ただ今季はユベントスからアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが1年レンタルで加入したことに加え、クトローネが9月のインターナショナルマッチウィークにおいてイタリアU21代表の一員として出場した試合で負傷した足首の回復に時間を要したこともあり出場機会は減少している。

 しかしセリエA第3節・ローマ戦で試合終了間際に勝ち越しゴールを決めるなど、持ち前の決定力はかつてミランに在籍していたFWアレシャンドレ・パトを彷彿とさせるようなものがあると周囲からは同選手を高く評価する声があがっていた。

 またミラン首脳陣も長期的なチーム作りを見据えた上で、イタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリと同様に必要不可欠な戦力と位置付けていたことから、今回の契約延長が実現している。

 なおイタリアメディア『Calciomercato.com』が報じるところによると、同選手は今回の契約で年俸100万ユーロ(約1億3000万円)以上を受け取るものとみられ、契約解除条項は含まれていないようだ。