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出場機会の確保に苦しむ6名のビックネーム

欧州主要リーグの開幕から早くも1ヶ月が経過したが、ここまで満足な出場機会を得られていないビックネームがいる。そこで今回は『planetfootball』が特集した「欧州トップクラブで戦力になっていない6名のビックネーム」をご紹介したい。


アルトゥーロ・ビダル

所属:バルセロナ
リーグ戦出場時間:164分

夏の移籍市場でカンプ・ノウへ移籍してきたビダルだが、新天地で十分な出番を得られていない。第8節終了時点で先発出場はわずか2試合に止まっている。セルヒオ・ブスケツ、イバン・ラキティッチ、フィリペ・コウチーニョ、アルトゥールと強力なライバルの存在が出場機会を確保できていない理由だろう。

ビダルは「フィジカル的な問題はないしハッピーだ。過去数試合で苛立つ場面もあったが、それはそれ。我々は戦い続けるし、先に重要な試合があるので前を見続けるよ」と前向きなコメントも残しているが、数回にわたって自身のSNSに不満を投稿(消去済み)。同胞の記者に対しても愚痴を漏らしたと報じられている。


ハビ・マルティネス

所属:バイエルン・ミュンヘン
リーグ戦出場時間:188分

ロシアワールドカップのスペイン代表には選出されなかったが、昨シーズンはユップ・ハインケス監督に重宝され、好パフォーマンスを披露。活躍を高く評価され、夏の移籍市場でナポリへの移籍が噂されたが、アルトゥーロ・ビダルとセバスティアン・ルディが退団したため残留を決断した。

しかし、今シーズンはここまでニコ・コバチ新監督のもとで十分な出場機会を得られていない。UEFAチャンピオンズリーグこそ全2試合で先発出場しているが、リーグ戦では第7節終了時点で先発出場はわずか2試合に止まっている。


マリオ・ゲッツェ

所属:ボルシア・ドルトムント
リーグ戦出場時間:13分

ジェイドン・サンチョ、パコ・アルカセルが躍動しているドルトムント。ユルゲン・クロップ監督時代に鮮烈な活躍を見せたゲッツェだが、今季ここまでリーグ戦でわずか13分のみの出場に止まっている。

第3節まではベンチで90分間を過ごし、第4節、第5節はベンチ外。第6節は病気のため欠場。現在26歳のゲッツェは苦境に立たされており、キャリアの分岐点を迎えている。

今季初の出番が訪れたのは直近の第7節アウクスブルク戦。後半77分から途中出場を果たすと、84分にゴールを記録した。ここから復調出来るのか。注目が集まる。


ダニエレ・ルガーニ

所属:ユベントス
リーグ戦出場時間:90分

バルセロナの中盤と同じく、ユベントスの最終ラインで出場機会を掴むことは容易ではない。ジョルジョ・キエッリーニとレオナルド・ボヌッチのコンビが最優先に起用されており、ルガーニはメディ・ベナティア、アンドレア・バルツァッリよりも下の5番手CBとなっている。

現在24歳のルガーニはくクラブとマッシミリアーノ・アッレグリ監督から大きな期待を寄せられているはずだ。しかし、エンポリ時代の恩師マウリツィオ・サッリ監督が率いるチェルシーなどが獲得に興味を示しているとも報じられており、出場機会を得られない状況が続けば移籍の可能性も十分に考えられるだろう。


ジェルソン・マルティンス

所属:アトレティコ・マドリード
リーグ戦出場時間:57分

サポーター襲撃事件を理由にスポルティングと契約解除。移籍金ゼロでアトレティコへと移籍した。しかし、今シーズン全コンペティションを合わせた公式戦の出場時間がわずか57分のみ、先発出場は1度もない。

組織的な守備を持ち味とするアトレティコで果たして出番は来るのだろうか。現時点では、ディエゴ・シメオネ監督、サポーターからの信頼は掴めていない。


エリック・マキシム・シュポ=モティング

所属:パリ・サンジェルマン
リーグ戦出場時間:30分

夏の移籍市場でストーク・シティからパリ・サンジェルマンへと移籍したシュポ=モティング。奇妙な移籍として一部のサッカーファンの間で話題となった。

強力な前線3枚(エディンソン・カバーニ、ネイマール、キリアン・ムバッペ)の壁は厚い。今後も出場機会を得ることは難しいと思われ、主力休養のために起用される立場となるだろう。