欧州以外に活躍の場が増え、サッカー選手の現役期間が長くなる傾向にある現在のサッカー界。サッカー選手としてのセカンドキャリアを歩む選手は非常に多い。しかし、これまでには様々な理由から若くして引退を表明した偉大な名選手が存在してきた。今回はそんな惜しまれながら引退していった5人の選手をご紹介する。
ディディエ・デシャン
引退時年齢:32
1998年のワールドカップ優勝メンバーの中で、デシャンはキャプテンとして多くのものをフランス代表に残した。彼のスキルや精神はエンゴロ・カンテ、クロード・マケレレ、ラッサナ・ディアラなど、後の名プレーヤーにも影響を与えている。
選手としても監督としても成功を収めているデシャンがワールドカップ優勝からわずか3年で引退を発表をした理由は負傷の影響と言われている。
ジェイミー・キャラガー
引退時年齢:29
キャリアの17年以上をリバプールに捧げてきたキャラガーはワンクラブマンの1人として、人の記憶に焼き付く存在となった。750試合以上の試合にリバプールで出場している。2005年のチャンピオンズリーグ(CL)優勝はイスタンブールの奇跡として今なお語り継がれている。
それとは対照的にイングランド代表でのキャップ数は少ない。2012/2013シーズンまで現役を続けているが、代表からの引退は2007年の29歳のときに発表している。
マルコ・ファン・バステン
引退時年齢:31
1980年代を代表するFWのファン・バステンはアヤックスとミラン300ゴールを記録してきたレジェンドだ。3回のバロンドール受賞者は空中戦の強さに絶対的なものがあり、どの位置からでもゴールを狙うことが出来た。
しかし、そんな彼の現役生活は突然終わりを告げる。彼を襲ったのは足首の負傷。当時28歳のファン・バステンはその怪我を無視しようと試みた。しかし、31歳になった時には無視の出来ない存在となり、現役からの引退にファン・バステンを追い込んだ。
エリック・カントナ
引退時年齢:30
カントナのキャリアは多くの出来事と共にあった。1年間の国際試合からの締め出しや、1ヵ月の出場停止処分など、問題行動と取れる行為も多かったカントナだが、その実力は超1級品。
ただ、情熱的な彼から情熱がなくなればどうなるかということは想像がつくかもしれない。1996/1997シーズン途中の突然の引退宣言は、多くのサポーターを落胆させることになった。
ジネディーヌ・ジダン
引退時年齢:34
サッカー史で見ても、稀代のファンタジスタであるジダンは数多くの栄光に輝いていた。それは2006年のワールドカップ決勝での出来事があったとしても色あせることはない。2002年のチャンピオンズリーグ決勝での素晴らしいゴールや1998年ワールドカップでの活躍は、多くの人々の記憶に残っているだろう。
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