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元ミラン会長ベルルスコーニ、買収完了の3部クラブで新ルール設けるか

 元ミラン会長のシルビオ・ベルルスコーニ氏が先週にセリエCのモンツァを買収したことはイタリア国内で大きな話題となっているが、そのベルルスコーニ氏は新たな規定を設けるようだ。現地時間5日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。

 ベルルスコーニ氏は昨夏にミランの持ち株を中国資本であるリー・ヨンホン氏に売却。以降はフットボール界復帰の可能性を示唆するコメントを残していたが、現地時間9月28日にモンツァの株式を100%取得。また同クラブのCEO(経営最高責任者)にはかつてミランでもともに仕事をしていたアドリアーノ・ガッリアーニ氏が就任している。

 そのベルルスコーニ氏はミラノで行われたイベントにおいて「ひげやタトゥーはいらない。そして彼らはプレーする際に負荷のかかるピアスなどもつけることができなくなるだろう」と今後のクラブの方針を明かしている。

 また同氏は「彼らはファウルを犯したときに対戦相手に謝り、そしてレフリーに対して敬意を払うなど、ピッチ上での模範となるだろう」と自身の考えるフットボーラーとしてあるべき姿について語っている。

 なおモンツァは現在リーグ戦4試合を終えて3勝1敗と3位につけている。来季セリエB昇格を果たすためにも、ベルルスコーニ氏は最初に選手たちの身だしなみやメンタルから改善を図るようだ。