インテルを率いていた経験を持つフランク・デ・ブール氏がアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディについて語っているようだ。現地時間2日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がこれを伝えている。
インテルは2016年夏にクラブ首脳陣とロベルト・マンチーニ監督の不仲が表面化したことを受けて開幕約2週間前に同監督の解任を決断。その後任としてデ・ブール氏を招聘(しょうへい)していた。
しかしデ・ブール氏は十分な準備期間が与えられなかったこともありヨーロッパリーグ(EL)で格下相手に不覚をとるなどシーズン開幕から苦戦を強いられ、10月末のセリエA第11節・サンプドリア戦での敗戦後に指揮官の座を解かれている。
その約2ヵ月半のインテルでの仕事についてデ・ブール氏はイカルディの印象について「個人的にイカルディは最高のキャプテンではなかった。彼にはキャプテンを務めるに値するだけの価値がない行為が見られた。ファンと口論に発展したこともあったしね」と語っている。
そして同氏は「このチームでの最適なリーダーはサミール・ハンダノビッチだ。しかしイカルディとの間に何も問題を抱えていないことを明らかにするために、彼は常にキャプテンマークを巻きながらプレーしていた」とコメントを残している。
イカルディを「キャプテンではない」と評価したデ・ブール氏だが、「私はひとりの選手としてイカルディのことが好きだ。私がインテルで迎えた最初のトレーニングからどの角度からでもゴールを決め、高い能力を見せてくれた」と語っており、決して同選手を全ての面において低評価を下しているわけではないことを強調した。
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