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大会:Jリーグ
カード:湘南ベルマーレ対川崎フロンターレ
スコア:0-0
担当医:高橋羽紋
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チームの攻撃vs守備
・両チーム監督
・主審
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マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM):秋元陽太
豪雨のピッチで安定感のあるシュートセーブ。冷静にPKをセーブし、チームに貴重な勝ち点1をもたらした。
ザ・ハード・ワーカー(THW):湘南ベルマーレ
走行距離10km以上が7名、スプリント回数10回以上が9名と選手全員がハードワーク。攻撃陣は積極的に守備を敢行し、守備陣は積極的な攻撃参加を繰り返した。
モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP):対象者なし
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ベルマーレの攻撃vsフロンターレの守備
ベルマーレ:ベルマーレの狙いはフロンターレの選手間の距離を広げること。3人のFWを中央に集結させ、両WBに対角線のパスを供給。攻守の切り替えは迅速に行われ、周囲の選手はセカンドボールの回収にいち早く反応した。相手の守備陣形が広がれば、機を見て中央へ縦パスを入れ、ボランチに落としてワイドのスペースに展開。パス精度の問題から攻撃の精度は低かったが、素早い切り替えで二次攻撃を狙っている。
ボールを奪取すれば同サイドのCBが躊躇せず攻撃参加し、サイドで数的優位を創出。試合終盤はプレークオリティが低下し、カウンターを招く場面もあったが、試合を通して狙い通りの効果的なオーバーラップも見られた。
フロンターレ:ピッチ上で混沌を生み出そうとするベルマーレに対して、極めて冷静にできる限りコンパクトな陣形を保ちながら対応。ボール奪取後に少ないボールタッチでプレスを回避できたのは、選手間の距離が良好であったことの証左だ。
両SHはボールサイドの選手が相手WBとCBの間にポジショニング。逆サイドへの展開に対してはボールの移動中にしっかりとプレスバックを敢行した。スライドが遅れる時間帯はあったが、下田、大島の両MFも素早いサポートでボール奪取後のプレス回避に貢献している。
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フロンターレの攻撃vsベルマーレの守備
フロンターレ:試合序盤は猛烈なプレッシングに苦しんだが、中央に位置取る3シャドーの脇のスペースと3バックの脇のスペースに2列目の選手が出入りしたことで、プレスの回避に成功した。
ファイナルサードでの狙いは相手WBの裏のスペースとボランチ脇のスペース。前者には車屋、エウシーニョが侵入することでチャンスを創出したが得点には至らず。後者はベルマーレの素早いスライドとプレスバックにより、スペースを与えてもらえなかった。
ベルマーレ:試合開始から相手を飲みこむような勢いでプレッシングをかけたが、フロンターレの正確なパス回しを前にボールを奪えず。しかし、齊藤未月を中心に細かいポジションの修正を行い、球際への積極性を失わなかったことでブロックの内側への侵入を許さなかった。
試合終盤は両ワイドのCBが疲労を見せて押し込まれたが、曺貴裁監督の采配により、3列目にポジションを下げた中村憲剛へのチェックを前線の選手は怠らず、決定的なパスを最小限に抑えることに成功した。
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湘南ベルマーレ監督:曺貴裁
試合終盤は両ワイドのCBが決定的なミスを犯すなど反省材料も多々あるだろう。それでも、劣勢の中でも選手が積極性を失わずにプレーした点は評価に値する。PKをセーブして獲得した勝ち点1だが、選手全員のハードワークは見事であった。
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川崎フロンターレ監督:鬼木達
ベルマーレの粘り強い守備を前に1点が遠かった。ボールを圧倒的に支配し、チャンスは数多く創出しただけに、次節で攻撃陣が決め切ることを期待したい。
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主審:飯田淳平
豪雨の中、攻守の切り替えが激しく、球際も厳しい。主審にとっては難しい条件の試合であったが、うまく試合を流しながら進行した。PKの判定も妥当だろう。ただ、坂へのイエローカードは議論の余地を残す。
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