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大会:J1リーグ
カード:横浜F・マリノス対浦和レッズ
スコア:1-2
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チームの攻撃vs守備
・両チーム監督
・主審
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マン・オブ・ザ・マッチ(MOM):青木拓矢
細かいポジションの修正を繰り返し、地味ながら中央を締める仕事を完遂。武藤の動き出しを見逃さず、見事なフィードで決勝点をアシストした。
ザ・ハード・ワーカー(THW):ウーゴ・ヴィエイラ
後半65分から途中出場すると積極的にボールを引き出し、流れを変えた。投入からわずか4分後に同点弾を奪取。攻撃の糸口を掴めなかったチームに活力を与えている。
モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP):チアゴ・マルチンス
背後へのボールに対応出来ず決勝点となる2失点目を献上。試合を大きく左右する1点だっただけに悔やまれる。
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F・マリノスの攻撃vsレッズの守備
F・マリノス:ビルドアップはGK飯倉、CBドゥシャン、マルチンスの三角形を底に、MF扇原、SB山中、シノヅカが3センターハーフ気味に中央へ陣取る。両ワイドには遠藤と仲川が貼り、相手CBを伊藤が牽制する。
F・マリノスの狙いは相手MF青木、長澤の背後をスペース、または相手WBとCBの間(背後)に生まれるスペースだった。実際、2つのスペースにタイミングよくパスが通れば決定的なシーンに繋がっている。
しかし、F・マリノスは問題なくミドルサードにボールを運べていたが、ブロックの内側にパスを通せず、円を描くようなボール回しを行う時間が長かった。扇原、シノヅカ、山中の出し手と、天野、大津の受け手のタイミングとポジションがなかなか合わなかったことが要因だろう。
攻撃が停滞する時間が長かったこともあり、全体的な印象は良くない。ただ、ウーゴ投入後はライン間でボールを引き出す意識が向上し、チャンスを多く創った。試合を振り返ればシュート18本、枠内シュートは7本と決定的な場面を数多く創出している点は今後に向けての好材料だろう。
レッズ:基本的な布陣は5-2-3。ゾーンを下げてからは5-4-1気味の守備ブロックを形成した。
左サイドこそ仲川に対して後手を踏む場面が見られたが、他のポジションでは1対1の局面で優勢を保ち、守備ブロックが大きく崩れることはなかった。安定したディフェンスだったと評価できる。
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レッズの攻撃vsF・マリノスの守備
レッズ:マリノスが前線から激しいプレッシングを仕掛けてきたため、後方からビルドアップは回避。GKはロングキックを選択した。
効果的だったのは高いDFラインの背後を突くフリーランニング。興梠、武藤らの動き出しを青木が見逃さず絶妙なパスを送り、決勝点を奪取。少ないチャンスをものにしている。
マリノス:前線からのプレスは機能し、浦和に後方からのビルドアップを許さなかった点は評価に値する。
しかし、ミドルサードまでボールを運ばれると相変わらずの脆弱性を見せた。選手間の距離が離れ、危険なスペースへ簡単にボールを流し込まれた。両SBに関しては攻撃偏重で、1対1でもカバーリングでも対応が後手に回る場面が目立った。不用意な奪われ方でショートカウンターを喰らう機会こそ減ったが、中途半端なライン設定で背後を突かれ、失点するパターンは早急に改善したいところだ。
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横浜F・マリノス監督:アンジェ・ポステコグルー
FKから不運な先制点を献上、CBのミスから喫した2失点目で敗戦。重苦しい時間帯が続いたが、決定機は作っている。途中投入したウーゴ・ヴィエイラの起用は的中。前線を活性化して1ゴール。期待通りのパフォーマンスを披露した。一方、山中亮輔と交代出場したユン・イルロクは違いを見せられず。高精度のキックでチャンスを演出した山中の方が可能性を感じさせるプレーを見せただろう。
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浦和レッズ監督ヘッドコーチ:大槻毅
主審への暴言で2試合ベンチ入り停止処分を受けているオズワルド・オリベイラ監督に代わって大槻毅代行監督がピッチサイドで指示を送った。後半開始から早くも動いた。パフォーマンスが低かったマルティノスを早々に下げ、萩原を投入。結果的に守備はより強固となり、カウンターの威力も倍増。采配は的中したと言えるだろう。
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主審:飯田淳平
細かいミスジャッジが多く疑問の残るレフェリング。ファウル判定の基準が曖昧で6枚のイエローカードを連発した。
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