イタリアサッカー連盟(FIGC)はセリエA所属のキエーボ・ベローナに対して勝ち点15マイナスという厳罰処分を下す可能性があるようだ。現地時間12日、イタリア紙『トゥット・スポルト』など国内の複数メディアが一斉に報じている。
キエーボは昨季、終盤に残留争いに巻き込まれたものの、クラブOBのロレンツォ・ダンナ監督がセリエA残留に導く手腕を発揮していた。ただ今季は開幕からの3試合で1分2敗で最下位に沈んでおり、早くも厳しい状況を迎えている。
その中、キエーボは今年7月に破産申告を行ったチェゼーナと過去に選手取引を実際よりも多く見せかけ、実際に利益から上乗せしていたことが判明。また同クラブはこの上乗せ額を取り除くとセリエAへの登録に必要な2500万ユーロ(約32億円)に満たなかったことも明らかになっている。
これを受けて、キエーボには勝ち点15マイナス、そして同クラブのルーカ・カンペデッリ会長に対する36カ月の活動停止処分が検察から求められたようだ。もしシーズン中での勝ち点はく奪となれば、イタリアサッカー界に与える影響はより大きなものとなるだろう。
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