プレミアリーグ

インターナショナルウィークまでのプレミアリーグ勝ち組負け組

リーグ戦が開幕し、3節までを戦い終えた今シーズンのプレミアリーグ。開幕から少なからぬサプライズが起きている今シーズンはインターナショナルウィークに入り、ここまでの戦いをそれぞれのクラブが見直す時間になっている。そこで今回はここまでのリーグ戦を振り返り、勝ち組と負け組を紹介する。


勝ち組:リバプール

4戦全勝で首位に立ち、ヨーロッパ屈指の攻撃力を誇る3トップが今シーズンも猛威を振るいそうな勢いを見せている。唯一心細かったGKを補強し、攻守ともに安定間が増し、ヨーロッパでも結果を出せるだけの質と量を兼ね備えたチームになった。昨シーズン王者のマンチェスター・シティと相性がいいことを考えると、リーグ優勝も夢ではない。


勝ち組:チェルシー

こちらも開幕から全勝で、ロンドンのクラブで最も高い順位に位置している。サッリ監督はひとまず順調なスターを切ることができたようで、彼の愛弟子であるジョルジーニョもすぐにチームに馴染んだ。参戦するヨーロッパリーグで比較的楽なグループに入れたことも、チームにとって非常に大きなニュースだ。


勝ち組:ワトフォード

ここまで一番のサプライズを提供しているクラブがワトフォード。スパーズに勝つなど快進撃を続けており、リバプールとチェルシーとともに無敗をキープしている。昨シーズンから個性的な選手をそろえていたチームに、ハビ・グラシアが秩序をもたらし、印象的なパフォーマンスを続けている。ポッツォファミリーが笑顔なのはもちろんだろうが、一番喜んでいるのは同クラブの大ファンであるエルトン・ジョンかもしれない。


勝ち組:アレクサンダル・ミトロビッチ

フラムに移籍してから得点を量産しているミトロビッチは、現在4ゴールを記録して得点ランキング首位に立っている、フラムのエースストライカーだ。アンドレ・シュールレとルシアーノ・ビエットともに躍動する3トップは今シーズンファンを大いに楽しませることだろう。彼のフィジカルは規格外であり、プレミアリーグでも屈指の空中戦の強さを誇る。


負け組:ジョゼ・モウリーニョ

「3年目の呪い」を振り払えずにいる稀代の名将は、フロント陣からのサポートも得られず、メディアとの対立も日増しに激化している。彼が求めたと言われているセンターバックの獲得はなく、その影響をもろに受けてディフェンス陣が崩壊している。ポグバとの不仲も報じられる中、この逆境を跳ね返せるだろうか。


負け組:ラファエル・ベニテス

モウリーニョ監督はこの夏にフロントの助けを得られなかったが、ベニテス監督はニューカッスルのベンチに座り始めてから、毎オフのようにフロントからの助けを得られていない。オーナーのマイク・アシュリーがクラブを売却することを願うファンは多く、それについてはベニテスも同じ意見だろう。今夏に武藤やロンドンを獲得したが、プレミアリーグで戦うにはもっと質の高い選手たちを獲得しなければいけない。


負け組:ウェストハムファン

ここ数シーズン多くの資金をつぎ込んで選手を獲得するも、なかなか結果が出ないウェストハム。今季はペレグリーニ監督を招聘し、前線に更なるタレントを獲得した。しかしここまで唯一の全敗で得点もたった2点だけ。ファンのフラストレーションはすでにかなり高まっており、フロント陣の誰かが職を失うことは間違いないだろう。


負け組:ジョー・ハート

ヨーロッパの舞台では悪くない活躍を見せ、上々のスタートをきったものの、リーグ戦では4試合で9失点。昨シーズン堅守を誇ったバーンリーは1分け3敗で19位に沈んでいる。イングランド代表歴のあるヒートンやポープが返ってくれば彼の居場所はまたもやなくなる可能性は高い。