ラ・リーガ

インターナショナルウィークまでのラ・リーガ勝ち組負け組

リーグ戦が開幕し、3節までを戦い終えた今シーズンのラ・リーガ。開幕から少なからぬサプライズが起きている今シーズンはインターナショナルウィークに入り、ここまでの戦いをそれぞれのクラブが見直す時間になっている。そこで今回はここまでのリーグ戦を振り返り、勝ち組と負け組を紹介する。


勝ち組:セルタ

ダニエル・バス、ジョニー・カストロ、セルジ・ゴメス、パブロ・エルナンデスなどが移籍し、戦力ダウンが懸念された中で、ここまで負けなしの2勝1分け。しかも前節はアトレティコ・マドリード相手に2-0の完勝を収めている。ここまでは前線の強力3トップがしっかりと結果を出しており、前半戦の台風の目となりそうな勢いだ。


勝ち組:リオネル・メッシ

長年否が応でも比較の対象とされてきたクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに移籍。リーグ戦でもすでに4得点を記録し、チームも3連勝で首位に立っている。連覇を目指すシーズンで幸先いいスタートを切った。


勝ち組:カリム・ベンゼマ

メッシとともに得点ランキングのトップに立つのが、レアル・マドリードのストライカー、カリム・ベンゼマ。ロナウドの移籍によってゴール前でプレーする時間が増え、得点能力の高さをいかんなく発揮している。疑問を抱いていた周囲の人々を黙らせる活躍を見せている。


勝ち組:レバンテサポーター

開幕戦で今季ELを戦うベティスを3-0で撃破。セルタには敗れたものの、バレンシアとのデルビーに引き分けて、街のライバルよりも上の順位に立っている。これがサポーターにとっては最もうれしいことだろう。パコ・ロペス監督がチームに浸透させた規律正しい守備からの速攻の切れ味は鋭く、エースのホセ・ルイス・モラーレスも抜群の存在感を放っている。


負け組:アトレティコ・マドリード

夏の大型補強を行ったにもかかわらず、開幕からまさかの1勝1分け1敗で、優勝を目指すクラブとしてはスローなスタートとなった。新戦力のチームへの順応は問題なさそうで、前線の組み合わせはリーグでも屈指のバリエーションを誇る。完全にチームが機能するまでもう少し時間が必要かもしれないので、アトレティは辛抱が必要だ。


負け組:柴崎岳

ワールドカップで最高のパフォーマンスを見せ、オフには移籍の噂が取りざたされたにもかかわらず、結局ヘタフェに残ってここまで昨シーズン同様インパクトを残せずにいる。彼が活躍するチームではないことは明らかであり、少なくとも冬には移籍するべきだろう。彼ももう若くはなく、ヨーロッパで戦えるクラブを目指してもいいはずだ。


負け組:ビジャレアル

アトレティコ・マドリードほどではないとしても、クラブの規模を考えれば印象的だと言っていい補強を夏に敢行。しかしここまでは1分け2敗にとどまっている。ここからはELも戦わなければならず、中断明けのレガネス戦で勝利が欲しいところだ。


負け組:ラフィーニャとデニス・スアレス

昨シーズンはインテルでまずまずの活躍をみせ、複数クラブからオファーを受けていた模様のラフィーニャ。移籍市場最終日にはセビージャに家を買ったほど、ベティス移籍が近かったという報道もあった。デニス・スアレスも近年居場所を失っており、クラブが高い移籍金を要求するせいで移籍もできなくなっている。2人とも結局バルサ残留となった今、残念ながら彼らに居場所はないと言っていいだろう。