ラ・リーガ セリエA

ローマ敏腕SDモンチ、マンUなど複数クラブが招へい狙うも

 マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナはローマのモンチSD(スポーツディレクター)招聘(しょうへい)を狙っているかもしれない。現地時間4日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がこれを伝えている。

 モンチSDは2017年4月にセビージャ退団を表明し、ローマと4年契約を締結。昨夏にはドイツ代表DFアントニオ・リュディガーやエジプト代表FWモハメド・サラー、そして今夏にはオランダ代表MFケビン・ストロートマン、MFラジャ・ナインゴランなど主力を放出し、有望株の獲得を行ってきており、昨季はチャンピオンズリーグ(CL)でベスト4入りを果たしている。

 自らの手腕をいかんなく発揮しているモンチSDを巡っては、今夏の補強が失敗に終わったと伝えられているユナイテッドが以前から関心を示している。

 ユナイテッドはこの夏の移籍市場において、ポルトからDFディオゴ・ダロト、そしてシャフタール・ドネツクからブラジル代表FWフレッジを獲得したものの、周囲で獲得の可能性が噂されていた大物選手の獲得が実現していない。また同クラブは現在、移籍市場における新戦力獲得の決定権をエド・ウッドワードCEO(最高経営責任者)に委ねている状況にあるものの、今夏の補強失敗を受けて他クラブのSD招聘の検討に入っているようだ。

 またバルセロナも同SDの引き抜きに画策していると伝えられているものの、ローマのジェームズ・パロッタ会長とモンチSDが良好な関係にあることから、契約期間中での引き抜きは非常に厳しいという見方があるようだ。