ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

今夏最も出費がかさんだリーガクラブは?リーグ戦では不調

 スペイン紙『マルカ』は3日、ラ・リーガに所属するクラブの今夏の収支を紹介している。

 結果を見ると意外なのが、最も支出の多かったクラブがバルセロナでもレアル・マドリードでもなくアトレティコ・マドリードだということ。約1億2350万(約160億円)ユーロを使い、4500万ユーロ(約58億円)を得ている。差額は約102億円となっている。バルセロナやマドリードが控えめな移籍市場を過ごしたことも影響しているだろう。

 アトレティコが今夏に獲得した主要な選手はロドリ、トマ・レマル、ジェルソン・マルティンス、二コラ・カリニッチなど。完成度の高いチームにプラスアルファでオプションを与えることができる選手を獲得した印象だ。

 しかし、今シーズンのアトレティコは開幕から調子が上がらない。同じく積極的に補強をしたバレンシアとの開幕節に引き分けると、ラージョ・バジェカーノへの勝利を挟んでセルタに2-0で敗れている。

 レアル・マドリードからはクリスティアーノロナウド、バルセロナからはアンドレス・イニエスタとパウリーニョが抜けたことで優勝本命ともいわれていたアトレティコ。ここから巻き返しを図ることができるだろうか。