ブンデスリーガ

今節急遽延期のハンブルガーSV、ファンの遠征費用賄うべくある行動に

 2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)に所属するハンブルガーSVは現地時間1日に開催予定だった第4節のディナモ・ドレスデン戦が急遽延期となっている。

 ディナモ・ドレスデンの本拠地があるドイツ東部のケムニッツでは、ドイツの移民政策に反対する極右集団による大規模デモが続いており、警官隊との衝突が頻発するなど緊張感が高まっている。

 これを受け、地元当局はデモへの警備体制を強化させるべく、本来この試合の警備に当たる予定だった警官隊をデモに配備することから中止を要請。これをブンデスリーガ側が開催直前に受け入れたため、試合は延期となっている。

 ただこの決定はアウェイのハンブルガーSVサポーターの大半が現地入りした後に行われている。そこでサポーターの遠征費を賄うべく、日本代表DF酒井高徳やFW伊藤達哉を含むハンブルガーSVの選手たちは募金活動を行うようだ。なお募金活動の開催日時をはじめとする詳細については、今後クラブ側と協議した上で決定されるものとみられる。