
父が偉大であれば偉大であるほど、息子にプレッシャーがかかる。世の常だが、これはサッカー界でも例外ではない。今回は『sportskeeda』が特集した「有名になるかもしれない二世選手5名」をご紹介する。

1.フェデリコ・キエーザ
父:エンリコ・キエーザ
フィオレンティーナに所属するフェデリコ・キエーザはエンリコ・キエーザの息子だ。
父エンリコはクレモネーゼ、サンプドリア、パルマ、フィオレンティーナ、ラツィオ、シエナなどでプレー。イタリア代表としても16試合に出場している。
息子フェデリコはフィオレンティーナの下部組織出身。2016年にトップチームへ昇格し、セリエAデビューを飾った。
現在20歳ながら64試合に出場し10ゴール12アシストを記録。
2018年3月にイタリア代表デビューすると、5試合に出場。イングランド戦では1アシストを記録した。欧州ビッククラブから興味を示されており、今季の活躍に注目が集まっている。

2.ティモシー・ウェア
父:ジョージ・ウェア
ジョージ・ウェアの説明はもはや必要がないだろう。アフリカ出身選手として初めてバロンドールを受賞。2018年1月22日にリベリアの大統領に就任した。
息子ティモシー・ウェアはアメリカで生まれ育った。リベリア代表としてプレーした父とは異なり、アメリカ代表を選択。すでに国際親善試合14試合に出場している。
昨シーズン、パリ・サンジェルマンでプロデビュー。開幕節カーン戦でリーグ1初ゴールを記録した。第3節こそベンチ外となったが、開幕2試合連続で出場機会を得ている。今季は飛躍の年になるかもしれない。

3.ジョバンニ・シメオネ
父:ディエゴ・シメオネ
フィオレンティーナにはフェデリコ・キエーザ以外にも2世選手が在籍している。ジョバンニ・シメオネだ。
息子ジョバンニは母国リーベル・プレートの下部組織でキャリアをスタート。順調に成長し、2016年にジェノアへ移籍した。初年度でシーズン12ゴールを記録すると、フィオレンティーナへスタップアップ。昨季もリーグ戦14ゴールを記録し、欧州ビッククラブから注目される存在となった。

4.ジャスティン・クライファート
父:パトリック・クライファート
父パトリックはアヤックス、ミラン、バルセロナなどで活躍し、多くのトロフィーを獲得した。
ジャスティンは父と同じく、アヤックスの下部組織で育成された。2016年にトップデビューを飾ると、シーズン終了後にはチームの若手最優秀選手賞を受賞。翌シーズンはリーグ戦30試合に出場し、10ゴール5アシストと印象的な成績を残した。
今夏、マンチェスター・ユナイテッドを含む多くのクラブから関心を示された中でローマ移籍を決断。父と同様、アヤックスからセリエAヘの挑戦を選択した。
父はミランでは活躍できなかっただけに、息子ジャスティンが雪辱を果たせるか注目が集まっている。

5.レロイ・サネ
父:スレイマン・サネ
父スレイマン・サネは比較的有名でない選手だったかもしれないが、息子レロイ・サネは現時点で最も成功を収めている2世選手(23歳以下)と言えるだろう。
父スレイマンはドイツのフライブルク、ニュルンベルク、バッテンシャイトなどで活躍した元セネガル代表のフォワード。新体操選手でロサンゼルス・オリンピック銅メダリストの妻レギーナ・ベーバーとの間に生まれたのがレロイ・サネだ。
昨季はマンチェスター・シティの選手として42年ぶりとなるPFA年間最優秀若手選手賞を受賞。ジョゼップ・グアルディオラ監督のもと日進月歩で発展を見せているサネから今季も目が離せない。
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