ラ・リーガ レアル・マドリード

レアル、下部組織出身の有望株をリヨンから39億円で買戻し決定

 レアル・マドリードは日本時間30日未明、オリンピック・リヨンからFWマリアーノ・ディアスを獲得したことを公式発表している。

 マドリードの下部組織出身であるマリアーノ・ディアスは2016年夏にトップ昇格を果たし、2016/17シーズンに公式戦14試合に出場。その後昨夏に移籍金800万ユーロ(約10億4000万円)でリヨンへ完全移籍すると、昨季は公式戦48試合に出場し21ゴールをマークしていた。

 そのマリアーノ・ディアスを巡っては当初、セビージャが移籍金3000万ユーロ(約39億円)+ボーナス500万ユーロ(約6億5000万円)でクラブ間合意に達していたものの、マドリードが昨夏放出の際に付帯した「他クラブが提示した移籍金と同額で優先的に買い戻すことのできる」買戻し条項を行使。

 これにより同選手はセビージャではなく、移籍金3000万ユーロでのマドリード復帰が決定、クラブと5年契約を結んでいる。

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの放出もあり、前線の選手層に不安を抱えていたマドリードだが、とりあえずは下部組織出身とクラブと縁のあったマリアーノ・ディアスの確保に成功している。