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あのレジェンドの息子もフットボーラー。サッカー界の2世選手5選

少し時間を前に戻すが、昨季のヨーロッパリーグ(EL)ではディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリードが優勝した。その試合会場では現在フィオレンティーナでプレーしているFWジョバンニ・シメオネを含め息子3人がビッグフラッグを掲げて応援していたことが大きな話題を呼んでいた。そこで今回は親子ともにフットボーラーの経歴を持つ選手を紹介する。


エンツォ・ジダン

父親:ジネディーヌ・ジダン
所属クラブ:デポルティーボ・アラベス
ポジション:MF

2004年にレアル・マドリード下部組織に加入。2015年にセカンドチームに昇格し、昨年11月にスペイン国王杯でトップチームでデビューを果たした。6月30日にスペイン1部アラベスへ3年契約の完全移籍が決定。しかし出場機会に恵まれず、昨冬にスイス1部のローザンヌに加入。そして今夏にはリーガ2部昇格を決めていたラージョ・マハダオンダに移籍している。


ジネディーヌ・ジダン

元レアル・マドリード監督

1972年マルセイユ生まれ。アルジェリア移民の両親を持つ。カンヌ、ボルドー、ユベントスを経てレアル・マドリードで現役引退。1998年、2000年、2003年にFIFA最優秀選手賞に輝いた。現役最後の試合となった2006年FIFAワールドカップ決勝ではイタリア代表マテラッツィへの頭突きで退場となってしまったが、同大会では大会最優秀選手に選ばれている。昨季は監督としてレアル・マドリードをUEFAチャンピオンズリーグ3連覇に導いている。


ユスティン・クライファート

父親:パトリック・クライファート
所属クラブ:ローマ
ポジション:FW

各年代のオランダ代表で活躍し、現在はU-19代表に飛び級で選出されている。昨年1月15日、リーグ戦第18節ズウォレ戦でトップチームデビューを果たし、3月19日の第27節エクセルシオール戦で初ゴール。本人は「最大の夢はバルセロナでプレーすること。でもまずプレミアリーグの戦いを経験してからかな」と語っている。憧れの選手はクリスティアーノ・ロナウドであり、今夏にローマに加入したことにより、同選手との顔合わせが実現する可能性が高くなっている。


パトリック・クライファート

元パリ・サンジェルマン・フットボールディレクター

1976年生まれ、アヤックス、ミラン、バルセロナ、ニューカッスル、バレンシア、PSVを経て、2008年にフランスのリールで現役引退。アヤックスでチャンピオンズリーグ(CL)制覇に大きく貢献し、UEFA EURO 2000の得点王にも輝いたストライカー。オランダ代表歴代3位の得点数を記録している。


ジョバンニ・シメオネ

父親:ディエゴ・シメオネ
所属クラブ:フィオレンティーナ
ポジション:FW

2016年夏にセリエAジェノアへ移籍すると、9月25日のペスカーラ戦でセリエA初ゴールを記録。結局このシーズンはリーグ戦で12ゴールを記録した。また2015年に行われた南米ユース選手権では、9ゴールをあげ得点王を獲得。チームに優勝をもたらした。イタリアで才能を開花させているシメオネは昨夏にフィオレンティーナに加入すると対戦相手との絶妙な駆け引きを武器にゴールを量産している。


ディエゴ・シメオネ

現アトレティコ・マドリード監督

現役時代はセビージャ、アトレティコ・マドリード、インテル、ラツィオと渡り歩き、2002年のワールドカップ・日韓大会でもアルゼンチン代表として出場した。その現役時代にはコパ・デル・レイ1回、セリエA1回、コッパ・イタリアを1回制覇している。また監督としてもアトレティコを率いて、リーガ1回、コパ・デル・レイ1回、ヨーロッパリーグ2回、UEFAスーパーカップを1回制している。


フェデリコ・キエーザ

父親:エンリコ・キエーザ
所属チーム:フィオレンティーナ
ポジション:FW

2016年夏にフィオレンティーナトップチームデビューを果たすとシーズン終了まで主力として出場機会に恵まれると、昨季は新たな顔ぶれが多い中、替えの利かないアタッカーとしてリーグ戦35試合で先発出場を果たした。イタリア国内のビッグクラブによる引き抜くが毎年噂されるものの、本人はフィオレンティーナを去ることを考えていないようだ。


エンリコ・キエーザ

パルマ黄金期の中心選手として活躍。公式戦511試合に出場し193ゴールをマークするなど、セリエAの黄金期を支えるファンタジスタのひとりとして欧州に名を轟かせている。なお引退後は息子のフェデリコ・キエーザの代理人を務めている。


カスパー・シュマイケル

父親:ピーター・シュマイケル
所属チーム:レスター・シティ
ポジション:GK

2011年夏にレスターに加入すると、2013/14シーズンにフットボールリーグ・チャンピオンシップ(イングランド2部)優勝に貢献。そして2015/16シーズンにはクラブ史上初となるプレミアリーグ優勝の立役者となっている。またワールドカップ・ロシア大会ではデンマーク代表として臨み、ベスト16でクロアチア代表に敗れたものの、PK戦で2本ストップするなど好パフォーマンスを披露した。


ピーター・シュマイケル

元々ハンドボールのGKであったピーター・シュマイケルはフットボーラーに転向すると、1991年夏に名門・マンチェスター・ユナイテッドに加入。そのユナイテッドでは1998/99シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)を含めた3冠達成に大きく貢献している。