著者:ペペ土屋
日本時間19日の1:00にキエーボvsユベントスの試合で開幕する2018/19シーズンのセリエA。近年稀に見る移籍市場での積極的な各クラブの動きによって、非常に楽しみなシーズンになりそうだ。
ジェノバの高速道路の事故により、ミランvsジェノアとサンプドリアvsフィオレンティーナの2試合が延期となった第1節。注目の試合はラツィオ対ナポリだろう。
昨シーズン、マウリツィオ・サッリ監督の下で、スクデットまであと一歩のところに迫ったナポリは、新監督にカルロ・アンチェロッティを招聘。レアル・ベティスでブレイクしたファビアン・ルイスを獲得するなどマイナーチェンジを行い、再びスクデットを目指す。
一方のラツィオは、ディフェンスリーダーのデ・フライをインテルに引き抜かたものの、セビージャからホアキン・コレアを獲得するなど、ラツィオらしい渋い補強で着実に力をつけ、昨季あと一歩届かなかったチャンピオンズリーグ出場を虎視眈々と狙っている。
今季久しぶりにCLの舞台に戻ってくるインテルも魅力的なチームを創り上げた。ローマからラジャ・ナインゴラン、アトレティコ・マドリードからシメ・ブルサリ、モナコからケイタ・バルデを獲得し、昨季の中心メンバーからはカンセロが抜けたくらいで、確実にグレードアップしている。
そして昨季3位だったローマも、アリソン・ベッカーとナインゴランを引き抜かれたものの、敏腕のモンチの下で巧みに選手を獲得。ブライアン・クリスタンテとスティーブン・エンゾンジを獲得した中盤のユニットは、ナインゴランの穴を感じさせないどころか、質と量は改善したとさえ言えるだろう。
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