ラ・リーガ プレミアリーグ

チェルシー、クルトワ後釜をGK史上最高額102億円での獲得発表

 チェルシーは日本時間9日未明、ベルギー代表GKティボー・クルトワの後釜としてアスレティック・ビルバオのスペイン代表GKケパ・アリサバラガの獲得を公式発表している。

 クルトワはの去就を巡っては、レアル・マドリードがコスタリカ代表GKケイロル・ナバスとポジション争いをできる守護神として獲得を狙っていると伝えられており、本人もマドリード移籍を望んでいた。また同選手は日本時間5日深夜に行われたコミュニティ・シールドのマンチェスター・シティ戦でベンチ外となると、現地時間6日から2日続けて全体トレーニングに姿を見せていなかった。

 これを受けて、チェルシー首脳陣はそのクルトワの後釜としてケパ・アリサバラガをリストアップ。同選手は今年1月にマドリード移籍間近に迫っていたものの、当時マドリードを率いていたジネディーヌ・ジダン監督が獲得を見送ったこともあり、ビルバオとの契約期間を2025年まで延長。またこの契約には7160万ポンド(約102億円)による契約解除条項が盛り込まれていた。

 チェルシーはケパに個人合意を取り付けた上でこの契約解除金満額を支払うことをアスレティック・ビルバオ側に伝えたことにより、ローマからリバプールに今夏移籍したブラジル代表GKアリソン・ベッカーの移籍金7500万ユーロ(約98億円)を上回り、GK史上最高額による取引が実現に至っている。

 なおチェルシーはマドリードにクルトワを放出し、この取引の一部として1年間のレンタルによるクロアチア代表MFマテオ・コバチッチの獲得で日本時間9日未明、クラブ間合意に達している。