ビッグディールから目立ってはいないものの着実な補強まで、今季も多くの選手が新天地へと活躍の場を移している。今回はここまでに成立した移籍の中からベストイレブンを選出。読者のみなさんへご紹介する。
GK:アリソン・ベッカー
昨シーズンにローマのチャンピオンズリーグ(CL)での躍進を最後方から支えたアリソンが、昨シーズンのCLファイナリストの一員に。リバプールにとっても最大の補強ポイントを最高の人材で埋められた形だ。
RSB:シメ・ブルサリコ
ジョアン・カンセロをユベンロスに放出したインテルはブルサリコの獲得に成功。買取オプション付きのレンタルとなった。CLに復帰したチームにとって、ロシアワールドカップ(W杯)でも高いパフォーマンスを見せたブルサリコの獲得は貴重だ。
CB:レオナルド・ボヌッチ
ユベントスの6連覇に大きく貢献したボヌッチが1シーズンでユベントスに復帰。獲得にマッティア・カルダラを犠牲にしたことからも、ユベントスへのCLへの本気度がうかがえる。サポーターからは批判の声もあるが、間違いなく貴重な戦力だ。
CB:クレメント・ラングレ
リーガ屈指の実力派若手CBがセビージャからバルセロナへと加入した。左利きということもあり、同郷であるサミュエル・ユムティティとの熾烈なスタメン争いは避けられないだろう。
LSB:リュカ・ディニュ
将来を期待されながらも、ブレークしきれなかったフランスの才能がバルセロナからエバートンへと移籍。ジョルディ・アルバという高すぎる壁の前では大抵の選手がベンチを温めることになるだろう。移籍は賢明な判断といえる。
CMF:ジョルジーニョ
セリエA屈指のゲームメイカーが恩師のマウリツィオ・サッリと共にチェルシーへ。サッリと共に、昨季5位に終わったチームの立て直しを期待されている。セスクなど、質の高いプレーヤーと共に極上のプレーを見せてくれるだろう。
CMF:アルトゥーロ・ビダル
パウリーニョを失ったバルセロナは、ビダルという後釜の獲得に成功した。30歳を過ぎ決して若いとは言えないが、彼の実力は計算が立つ。イバン・ラキティッチやセルヒオ・ブスケツといった選手の負担も軽くなるだろう。
CMF:アンドレス・イニエスタ
バルセロナ、スペイン、そしてサッカー界のレジェンドがヴィッセル神戸に移籍したことは、日本国内だけでなく世界中で話題となった。日本へ来た理由も「バルサたいせんしたくないから」という彼らしいもの。予定を早めて、Jリーグでのスタメンデビューも飾っている。
RWG:リヤド・マフレズ
マンチェスター・シティへの移籍を熱望していた“ライン際の魔術師”がついに移籍を果たした。ただでさえ強力なシティの攻撃陣にマフレズまで加われば、まさに鬼に金棒。ただ、マフレズほどの実力者であったとしても熾烈なスタメン争いは避けられないだろう。
CF:クリスティアーノ・ロナウド
ユベントスのCL制覇への本気度が最もうかがえた補強がC・ロナウドの補強だ。レアル・マドリードの象徴的な選手だが、世代交代を勧めたいマドリードも彼の過去の貢献度を鑑みて移籍を容認。世紀の移籍が実現した。
LWG:キリアン・ムバッペ
フィナンシャル・フェア・プレー対策として買取りオプション付きでパリ・サンジェルマンに加入していたムバッペが完全移籍。ロシアW杯で鮮烈な活躍を見せ、若手最優秀選手賞を受賞するなど、勢いの止まらないムバッペ。PSGはCLでの躍進の原動力にしたいはずだ。
監督:マウリツィオ・サッリ
監督にはチェルシーの新指揮官となったマウリツィオ・サッリを選出。昨シーズン5位に終わったチームの立て直しを期待されている。チェルシーのフットボールはサッリの手によって大きく生まれ変わるだろう。テクニカルな選手が多い今回のベストイレブンを率いる監督にも適任だ。
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