ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

バイエルンのハメス、今夏のレアル復帰報道について語ったことは?

 バイエルン・ミュンヘンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは今夏でのレアル・マドリード復帰を目指していることを完全否定し、引き続きバイエルンでプレーすることを明らかにしているようだ。29日、スペイン紙『マルカ』がこれを報じている。

 ハメス・ロドリゲスは昨夏にレアル・マドリードから移籍金1300万ユーロ(約17億円)の2年レンタルでバイエルンに加入すると、今季は公式戦28試合に出場し5ゴール11アシストをあげている。またこの取引には4200万ユーロ(約55億円)の買い取りオプションが付帯されており、ワールドカップ・ロシア大会開幕前にはバイエルンがこの買い取りオプションを行使する可能性が伝えられていた。

 しかし5月末のジネディーヌ・ジダン監督の辞任やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドのユベントス移籍などにより、同選手はマドリード復帰を望んでいると伝えられており、新たにマドリード指揮官に就任したフレン・ロペテギが復帰に向けて説得を行うなど、ハメス・ロドリゲスの周囲は徐々に騒がしくなりつつあった。

 ただバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)はこれらの噂について「ハメスは今季も絶対にここに残る。そして私は彼がバイエルンのためにプレーすることを期待している」と語り、今夏でのマドリード復帰を否定していた。

 そして本人も自身の去就報道について「僕のことで多くの噂が出ていることは知っている。ただ僕はバイエルンで幸せだ。バイエルンのことしか考えていない」とマドリード復帰を全く考えていないことを強調。

 同選手は続けて「バイエルン加入1年目を振り返ると、本当に幸せだった。今シーズンももっと多くのタイトルを獲得したいし、チームの大きな助けになりたい。我々はともにハードワークを厭わないひとつのチームであり、どんなことでも成し遂げることが可能だ。バイエルンでチャンピオンズリーグを制したいよ」と語っており、バイエルンでのタイトル奪取に強い意欲を見せた。

 今回ハメス・ロドリゲスが自らの口からバイエルン残留を明言したことにより、自身の去就報道に終止符を打つこととなりそうだ。