セリエA ミラン

イグアイン、チェルシー行きが有力もここに来て国内移籍の可能性浮上

 ミランは前線強化のためにユベントスのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン獲得に向けて具体的な動きを見せているようだ。23日、イタリアメディア『スカイスポーツ・イタリア』がこれを報じている。

 ミランは今夏、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に抵触し、今季のヨーロッパリーグ(EL)出場権をはく奪されたほか、ここに来てクラブのオーナーが交代する可能性が伝えられていた。ところが日本時間20日晩にスポーツ仲裁裁判所(CAS)における口頭弁論においてCASがEL出場権はく奪という処分を覆し、出場権付与という判決が下された。これにより、同クラブは昨夏と同様にこの夏の移籍市場でも前線や中盤などを中心に大型補強を行うという見方が広まっている。

 同クラブはレアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマとの接触が伝えられていたものの、同選手の代理人がSNSを通じてこの報道を否定したこともあり、イグアイン獲得に動いている模様。

 ユベントスのジュゼッペ・マロッタGM(ジェネラルマネージャー)がミランのフロント入りが決定的となっているレオナルド氏に電話で連絡をとった際に、イグアインに関する話が持ち上がったようだ。

 ユベントスはマドリードからポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したことにより、センターフォワードでポジションの被るイグアインの去就が不透明となっている。同選手はマウリツィオ・サッリ氏を招聘(しょうへい)したチェルシー移籍の可能性も伝えられているが、果たして今季はどのクラブのユニフォームを身にまとうこととなるのだろうか。