
2年間に渡ってクラブを指揮したアーセン・ベンゲルが退任し、ウナイ・エメリ新体制となったアーセナル。今夏の移籍市場ではベルント・レノやルーカス・トレイラなど、順調に補強を重ねてきた。エメリ監督は補強の終了を宣言。そうなると、次のフェーズは選手の放出だ。今回は『90min』が紹介する、放出の可能性が高い8選手をご紹介する。

ダビド・オスピナ
有力な売却先:ベシクタシュ、セビージャ、ナポリ
売却予想値:500万ポンド(約7億3000万円)
コロンビア代表の守護神はエミレーツでの辛い4年間を過ごしてきた。リーグ戦での出場はわずかに29回と正ゴールキーパーとは言い難い数字だ。レノの加入はそれに拍車をかけるだろう。ロシアワールドカップでの活躍により、ベシクタシュが獲得に乗り出すようだ。また、セビージャとホセ・マヌエル・レイナを失ったナポリも興味を持っているとみられている。

ダニー・ウェルベック
有力な売却先:エバートン
売却予想値:1500万ポンド(約22億円)
ウェルベックはクラブよりも代表チームでゴールを量産してきた特殊な選手だ。40試合で16ゴールと、5試合で2ゴールのペース。アーセナルでは、80試合で15ゴールしか挙げれていない。ラカゼット、オーバメヤンに割って入るのは難しいだろう。

チュバ・アクポム
有力な売却先:シント・トロイデン
売却予想値:200万ポンド(約2億9000万円)
ウェルベック同様に、国際試合(世代別代表)ではゴールを決めてきたアクポム。彼はアーセナルでの短いキャリアの大部分を、ローン先で過ごしている。アクポムは昨シーズン、ローン先のシント・トロイデンで16試合に出場し6ゴールを記録した。そのまま完全移籍するのではないかとみられている。

ジョエル・キャンベル
有力な売却先:ラツィオ、フェネルバフチェ、ガラタサライ
売却予想値:300万ポンド(約4億4000万円)
驚くべきごとに、キャンベルは未だにアーセナル所属の選手だ。加入当初は労働許可が下りず、海外でのローン生活を余儀なくされた。スタートダッシュに失敗したキャンベルは、アーセナルでわずか23試合の出場にとどまっており、ゴールも3つだけ。プレシーズンツアーにも帯同しておらず、移籍は決定的かもしれない。

カール・ジェンキンソン
有力な売却先:不明
売却予想値:300万ポンド(約4億4000万円)
イングランド、フィンランドの世代別代表で活躍し、イングランドのA代表でも出場経験のあるジェンキンソン。ただ、彼は他の多くの才能がある若手選手同様に、ケガに悩まされている。2016年1月にウェストハム・ユナイテッドで膝に重傷を負うと、昨シーズンもローン先のバーミンガム・シティで数か月間にわたって負傷離脱。キャンベル同様にプレシーズンツアーには参加していない。

ジェフ・レーヌ=アデレード
有力な売却先:不明
売却予想値:ローン料
昨シーズン、フランスのアンジェで降格回避に貢献したアデレード。しかし、エメリは彼により多くの経験が必要だと考えているようだ。少なくとも、プレシーズンツアーから外れた理由の1つではあるだろう。

クリスティアン・ビエリク
有力な売却先:不明
売却予想値:ローン料
ポーランドの将来が期待されるディフェンダーは、アーセナルのトップチームで2試合に出場し、EFLも戦った。ただ、アデレード同様、来シーズンはローン生活を送る可能性が高いと見れられている。

ルーカス・ペレス
有力な売却先:ラツィオ
売却予想値:900万ポンド(約13億円)
2015/2016シーズンにデポルティーボ・ラ・コルーニャで17ゴールを挙げたペレスだが、アーセナルでは11試合で1ゴールのみとなっている。ローンバックした古巣で32試合に出場したが、6ゴールに終わりクラブも降格。ラツィオが獲得に興味を示しているが、エメリはプレシーズンツアーに帯同させている。ペレスはアーセナルでの未来を掴むことができるかもしれない。
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