
大会:ロシアワールドカップ
カード:クロアチア対デンマーク
スコア:1-1(3-2)
クロアチア担当:ペペ土屋( @PPDOLPHINS )
デンマーク担当:菊池大将(@yukkenokonoko)
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審

クロアチアMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):ダニエル・スバシッチ
PK戦で3つのシュートを止める大活躍。決定的な仕事をやってのけた。最初の失点こそ悔やまれるものの、その後は安定した判断とシュートセーブで、相手を1点に抑えた。

クロアチアTHW(ザ・ハード・ワーカー):イバン・ラキティッチ
極めて安定したパフォーマンスを披露し、最後まで自分のやるべきことを見失わなかった。中盤で、モドリッチよりもバランスを意識したポジショニングでチームを支えた。PKの最後のキッカーとして落ち着いて勝負を決めた。

クロアチアMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):マルセロ・ブロゾビッチ
4-1-4-1のアンカーとして出場し、ラキティッチとモドリッチを支えた。しかし同じシステムで挑んだアルゼンチン戦ほど効果的な働きはできず。守備時に彼の頭上を越すボールが多かった。

デンマークMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):カスパー・シュマイケル
素晴らしい読みでモドリッチのPKをセーブするなど、試合を通して高い集中力を見せた。スバシッチとのPKでの戦いは見ごたえ十分だった。

デンマークTHW(ザ・ハード・ワーカー):ユスフ・ポウルセン
彼がロングボールをしっかりと収めたことでクロアチアは最終ラインを高く保つことにためらいを持った。ドリブルにも切れがあり、クロアチアにとって危険な選手の1人だった。

デンマークMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ヨナス・クヌドセン
ロングスローは効果的で得点にも結び付いたが、1失点目のディフェンスは頂けない。大舞台で1つのミスがもたらす怖さがよくわかる。

クロアチア監督:ズラトコ・ダリッチ
アルゼンチン戦と同じシステム、同じ選手で挑んだこの試合。しかし同じように試合を支配するには至らなかった。アンドレアス・コルネリウスとユスフ・ポウルセンの高さを生かしたロングボールに苦しみ、ロングスローから何度もピンチを作られた。実際に開始1分の失点はロングスローからのものであり、最悪の入りとなった。ブロゾビッチをアンカーに置いたことで、モドリッチとラキティッチにある程度時間を与えることは出来ていたものの、守備時に彼の頭上を越すボールを多用してきたデンマーク相手に、ブロゾビッチの存在感は薄まった。彼とマンジュキッチを下げてバデリとコバチッチを入れたことで、ボールポゼッションは安定した。厳しい試合を勝ち上がったことで、ベスト4が見えてきた。

デンマーク代表:オーゲ・ハレイデ
ロングスローから開始早々に先制したが、直後に不運な面もあったが、スキを突かれて失点。その後はコルネリウスをサイドに流してミスマッチを作ったり、ポウルセンへのロングボールで効果的にオフェンス。これにより、クロアチアはラインを高く保つことが難しく、開いた2ライン間でエリクセンが前を向いてボールを持つことができた。クロアチアの中盤へのディフェンスもタイトで、ビルドアップを制限しながら自由を与えなかった。格上相手に粘り強さを見せたが、PK戦で敗北。健闘したと言えるだろう。

主審:ネストル・ファビアン・ピタナ
延長後半にクロアチアに与えたPKは正しい判断だった。判断基準が明確で流れを止めるようなこともなく、熱戦を陰で支えるいいレフェリングだった。


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