日本時間28日晩にワールドカップ・ロシア大会・グループステージ最終戦のポーランド戦を控えている日本代表は、引き分け以上でグループステージ突破が確定する。しかしグループステージで2位になった場合は、アルゼンチンやフランス、ウルグアイなどの強豪がひしめく山に入ることとなり、首位通過を果たすと幾分今後の戦いが楽になると言われている。
そこで今回は日本が決勝トーナメントに進出した場合に対戦する可能性のある国々を一挙紹介する。
イングランド
ベスト16で対戦の可能性
FIFAランキング:13位(32か国中12位)
最高成績:優勝(1回)
イングランドはグループステージでベルギーと同様に2戦での決勝トーナメント進出を決めている。そのスリーライオンズは日本時間29日未明にベルギーと首位通過をかけた直接対決に臨む。
ベルギー
ベスト16で対戦の可能性
FIFAランキング:3位(32か国中3位)
最高成績:4位
日本とは2002年の日韓大会・グループステージで対戦しているものの、当時の印象からは一変しており、前線で数多くのタレントを擁している。また昨年11月に行われた国際親善試合では両者が顔を合わせており、0-1で日本が敗れている。
スウェーデン
準々決勝で対戦の可能性(日本が首位通過の場合)
FIFAランキング:23位(32か国中19位)
最高成績:準優勝
ロシアW杯欧州予選・プレーオフでイタリア代表を60年ぶりの予選敗退に追い込むと、グループステージでは同居していたドイツがグループステージ敗退となっている。この北欧のダークホースは確かなる手応えを感じながら決勝トーナメントの試合に臨むだろう。
スイス
準々決勝で対戦の可能性(日本が首位通過の場合)
FIFAランキング:6位(32か国中6位)
最高成績:ベスト8
この永世中立国の名前を聞くと、日本代表にとっては耳が痛いかもしれない。ロシアW杯直前の強化試合で対戦した際、日本は攻撃面でほとんど決定機を作ることができず、2失点の完敗を喫している。
ブラジル
準々決勝で対戦の可能性(日本が2位通過の場合)
FIFAランキング:2位(32か国中2位)
最高成績:優勝(5回)
ネイマールよりもフィリペ・コウチーニョの方が目立っているセレソンは6度目のワールドカップ優勝を目指しており、ベスト16ではメキシコと対戦する。また日本代表とは昨秋に相対しており、この時は3-1で快勝を収めている。
メキシコ
準々決勝で対戦の可能性(日本が2位通過の場合)
FIFAランキング:15位(32か国中14位)
最高成績:ベスト8
ドイツとのW杯初戦で大金星をあげるなど波乱の立役者となったメキシコは、最終戦でもスウェーデンに敗れたものの、運を味方につけてグループステージ突破を果たしている。ベスト16では強豪ブラジルと対戦するが果たして再び波乱を引き起こすことができるのだろうか。
スペイン
準決勝で対戦の可能性(日本が首位通過の場合)
FIFAランキング:8位(32か国中8位)
最高成績:優勝(1回)
今大会では守備面での綻びが多く見られ、グループステージ最終戦のモロッコ戦では2失点を喫し、あわやグループステージ敗退となるところだった。しかし決勝トーナメントではブラジルやアルゼンチンなど並々ならぬ強豪が同居している山には入らなかったため、ベスト4入りへ現実味を帯びているかもしれない。
ロシア
準決勝で対戦の可能性(日本が首位通過の場合)
FIFAランキング:66位(32か国中31位)
最高成績:4位
FIFAランキングが66位と日本よりも低いのは、開催国により欧州予選を免除されていたことが1つの要因として挙げられる。こちらもベルギーと同様に2002年の日韓大会・グループステージで対戦しているが、その時のチームカラーはもはや残っていないだろう。
クロアチア
準決勝で対戦の可能性(日本が首位通過の場合)
FIFAランキング:18位(32か国中17位)
最高成績:3位
ルカ・モドリッチやイバン・ラキティッチなど、過去最高のタレントを擁するクロアチアはグループステージでアルゼンチンから3得点を奪っている。こちらも日本代表と2006年のドイツ大会、そして1998年のフランス大会で対戦しているが、いずれの試合でもサムライブルーは3ポイントを掴めていない。
デンマーク
準決勝で対戦の可能性(日本が首位通過の場合)
FIFAランキング:12位(32か国中11位)
最高成績:ベスト8
2010年・南アフリカ大会のグループステージで日本と対戦し、本田圭佑の直接FK弾を許したデンマークは、トッテナム・ホットスパーのMFクリスティアン・エリクセンの精度の高いセットプレーからの得点を目論んでいることだろう。
ウルグアイ
準決勝で対戦の可能性(日本が2位通過の場合)
FIFAランキング:17位(32か国中16位)
最高成績:優勝(2回)
前線にも最終ラインにも「屈強」という言葉が似合うタレントが揃っているウルグアイは、ベスト16であのクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルと対戦する。これは間違いなく、ベスト16における注目カードの1つである。
ポルトガル
準決勝で対戦の可能性(日本が2位通過の場合)
FIFAランキング:4位(32か国中4位)
最高成績:3位
絶対的エース・クリスティアーノ・ロナウドが初戦のスペイン戦でハットトリックを達成するなど鮮烈なパフォーマンスを見せている。ただグループステージ最終戦のイラン戦では苦戦を強いられており、もしかしたら思わぬ落とし穴が待っているかもしれない。
フランス
準決勝で対戦の可能性(日本が2位通過の場合)
FIFAランキング:7位(32か国中7位)
最高成績:優勝(1回)
キリアン・ムバッペやポール・ポグバなど若手の注目株を多く擁するフランス代表だが、1998年の母国開催以来となる2度目の優勝への道のりは険しい。ベスト16の初戦ではあのリオネル・メッシを擁するアルゼンチンと対戦し、ベスト16の中でも一番の注目カードとなることだろう。
アルゼンチン
準決勝で対戦の可能性(日本が2位通過の場合)
FIFAランキング:5位(32か国中5位)
最高成績:優勝(2回)
グループステージではアイスランドにまさかのドローを喫し、そしてクロアチアには3失点の惨敗。決勝トーナメント進出が厳しいと言われるなかで臨んだナイジェリア戦ではメッシが今大会初ゴールを決めるなど2-1で勝利を飾り、辛うじてベスト16入りを果たしている。
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