スコアレス(0-0)で折り返した後半、ウルグアイがいきなり決定機を迎える。46分、自陣からのロングフィードをルイス・スアレスが落とし、セカンドボールをカバーニが拾うと、ペナルティエリア内に走りこんだルイス・スアレスに縦パスを出す。これをルイス・スアレスがダイレクトで右脚を振り抜くもモハメド・エル・シェナウィのセーブに阻まれ先制点とはならない。
その中エジプトは49分にMFタレク・ハメドが太ももを痛め、早くも1枚目の交代カードを切るものの、左サイドのトレゼゲを起点とした攻撃が活性化する。一方後半に入っても依然として攻めあぐねるウルグアイは、均衡を破るべく58分に両サイドのポジションで2枚一挙に交代カードを切り勝負に出る。
少しずつ中盤にスペースが空きはじめ、ややオープンな展開となる中、ウルグアイは70分、右サイドのCKからニアに流れ込んだカバーニが足元にボールを収め、反転してからシュートを放つもこれがラツィオのDFマルティン・カセレスの手に当たり、ハンドの判定に遭う。
そして直後の72分、ウルグアイはこの試合最大の決定機を迎える。ペナルティエリア手前でルイス・スアレスからの縦パスを受けたカバーニがエジプトDFを背負いながらゴールキーパーの手前のスペースに走りこんだルイス・スアレスにパスを出したものの、ルイス・スアレスがシュートを打つことができず、モハメド・エル・シェナウィがこれを収める。
エジプトは78分に左サイドの裏のスペースをとったFWマフムード・カーラバが一気にウルグアイ自陣のサイド深い位置までドリブルで持ちあがり、グラウンダークロスを入れるものの、ウルグアイの強固な守備陣に跳ね返される。直後の80分にはアーセナルのMFモハメド・エルネニーがペナルティエリア手前からシュートを放つもクロスバーのわずか上を超える。なお、エジプトのクーペル監督は直後に3枚目の交代カードを切り、サラー出場の可能性は消滅する。
すると82分、ウルグアイはルイス・スアレスの頭で落としたボールにカバーニがダイレクトで右脚から強烈なボレー弾を放つも、ここもモハメド・エル・シェナウィのファインセーブに阻まれる。さらに86分にはカバーニがペナルティエリア手前で倒されFKを獲得すると、これをカバーニが蹴るも惜しくもポストに阻まれ、セカンドボールはエジプト守備陣が身体を張ってクリアする。
しかし直後の89分、右サイドのFKから最後ボックス中央でヒメネスが頭で合わせると、これがゴールネット左隅を揺らし、漸く先制点を奪った。結局試合は1-0で終了。ウルグアイが土壇場の決勝弾で3ポイントをもぎ取った格好となった。
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