かつてサンフレッチェ広島やFC東京でプレーし、今年1月よりデンマーク1部・ヴェイレBKに所属していたFWピーター・ウタカが今夏、複数の獲得オファーの中からJ2リーグの徳島ヴォルティス加入を決断した理由を語っているようだ。
ナイジェリア出身のウタカはディナモ・ザグレブの下部組織から一度は母国に戻ったものの、その後ベルギーやデンマークのクラブを転々と渡り歩く。2012年には中国スーパーリーグに参戦、加入1年目は20得点とゴールを量産したものの、強豪・北京国安に加入した2014年に自身の得点力は影を潜めてしまう。
それでも2015年に清水エスパルスへ加入しキャリア初となるJリーグ参戦を果たすと、初年度は9ゴールに終わったものの、2016年のサンフレッチェ広島へのレンタル移籍をきっかけに森保一監督のもとで強靭なフィジカルを武器としたゴール前での決定力が復活。リーグ戦33試合に出場し19ゴールをマークし、見事得点王に輝いた。
その後高額年俸の支払いに難色を示したサンフレッチェ広島は同選手のFC東京へのレンタル移籍を決断。日本で3クラブ目のユニフォームに袖を通すこととなったウタカは、このシーズンもリーグ戦25試合に出場し8ゴールを挙げるなど、主力の働きを見せていた。シーズン終了後に再びサンフレッチェ広島に復帰したものの、年俸面の問題は解決することなく、今冬にデンマークへ舞台を移したものの、今月14日に徳島ヴォルティスへの完全移籍が公式発表されていた。
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