
今回はロシアW杯の優勝予想に役立つ過去のデータを特集。W杯出場国が直近で獲得した主要国際タイトルをご紹介しよう。最も優勝から遠ざかっているのはどの国だろうか?

ドイツ代表
直近獲得タイトル:FIFAコンフェデレーションズカップ(2017年)
前大会優勝、史上2位のW杯優勝4回を誇る強豪国。ロシアW杯でも優勝候補筆頭とみられており、昨年のコンフェデレーションズカップでは優勝を飾った。

ポルトガル代表
直近獲得タイトル:UEFA欧州選手権(EURO2016)
エースFWクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル代表は、EURO2016で主要国際タイトル初優勝を飾った。W杯での最高成績は1996年の3位となっている。

オーストラリア代表
2015年
直近獲得タイトル:AFCアジアカップ(2015年)
2015年のアジアカップで優勝しており、アジア王者としてロシアW杯に挑む。W杯での最高位は日本代表ともグループリーグで対戦した2006年のドイツ大会ベスト16だ。

メキシコ代表
直近獲得タイトル:CONCACAFゴールドカップ
北中米カリブ海の王者を決めるCONCACAFゴールドカップで最多10回の優勝を誇る強豪国。W杯最高位は1970年と1986年に記録したベスト8。6大会連続ベスト16進出が継続中だ。

ブラジル代表
直近獲得タイトル:FIFAコンフェデレーションズカップ(2013年)
史上唯一となるW杯21大会の全てで本大会出場を果たし、史上最多5回の優勝を誇っている。ロシアW杯でもドイツ代表と並び優勝候補筆頭とみられている。

ナイジェリア代表
直近獲得タイトル:アフリカネイションズカップ(2013年)
スーパーイーグルスとの愛称をもつアフリカ屈指の強豪国。アフリカネイションズカップでは優勝3回、W杯ではベスト16進出3回の実績を残している。

スペイン代表
直近獲得タイトル:UEFA欧州選手権(EURO2012)
2000年代後半に黄金期を迎えたスペイン代表。EURO2008、2010年W杯、EURO2012と主要国際大会3連覇を果たした初の代表チームとなった。EURO2016でイタリア代表に敗北を喫して以来、公式戦20戦無敗でロシアW杯を迎える優勝候補だ。

日本代表
直近獲得タイトル:AFCアジアカップ(2011年)
1998年フランス大会でW杯初出場。本大会で2度のベスト16を果たすなど、直近20年で最も成長を遂げた代表チームとも評価される。しかし、2011年アジアカップ優勝以降は低迷の一途を辿っている。

ウルグアイ代表
直近獲得タイトル:コパ・アメリカ(2011年)
言わずと知れたW杯の初代王者。コパ・アメリカを制した2011年のメンバーはいまだ健在で、ルイス・スアレス、エディソン・カバーニの世界最高峰の2トップに加え、ディエゴ・ゴディンを中心とした強固な守備を誇っている。

エジプト代表
直近獲得タイトル:アフリカネイションズカップ(2010年)
2006年から2010年にかけてアフリカネイションズカップ3連覇を達成。その後3大会連続で予選敗退と低迷したが、2017年に準優勝を果たした。エースのモハメド・サラーはCL決勝の怪我により、第2戦からの出場が濃厚だ。

チュニジア代表
直近獲得タイトル:アフリカネイションズカップ(2004年)
1998年からW杯3大会連続出場を果たすなど、1998年代前半から力を付けた。2004年のアフリカネイションズカップで優勝して以降は低迷を続けていたが、ロシアW杯で3大会ぶりの本大会出場を勝ち取っている。

フランス代表
直近獲得タイトル:FIFAコンフェデレーションズカップ(2003年)
W杯優勝経験のある8カ国のうちの1国であり、EUROではドイツ、スペインの3回に次ぐ2度の優勝を経験した強豪国だ。

コロンビア代表
直近獲得タイトル:コパ・アメリカ(2001年)
日本代表と対戦するコロンビア代表。強豪揃いの南米で国際タイトル獲得の経験は少ないが、2001年にコパ・アメリカを制している。

サウジアラビア代表
直近獲得タイトル:AFCアジアカップ(1996年)
1984年、1988年、1996年にアジアカップを制覇。1992年のコンフェデレーションズカップでは準優勝のサプライズを起こしている。

デンマーク代表
直近獲得タイトル:キング・ファハド・カップ(1995年)
1992年にEURO制覇を果たすと、コンフェデレーションズカップの前身大会であるキング・ファハド・カップ1995でも優勝を飾った経験を持つ。近年は国際タイトルからは見放されている。

アルゼンチン代表
直近獲得タイトル:コパ・アメリカ(1993年)
リオネル・メッシを擁する南米屈指の強豪国だが、近年は国際タイトルを一つも獲得できていない。1986年以来のW杯優勝を目指す。

コスタリカ代表
直近獲得タイトル:CONCACAF選手権(1989年)
レアル・マドリードGKケイロル・ナバスを擁するコスタリカ代表。CONCACAFゴールドカップの前進大会CONCACAF選手権では3度の優勝経験を持つ。

イラン代表
直近獲得タイトル:AFCアジアカップ(1976年)
西アジアの強豪国として知られるが、アジアカップでの優勝は1976年まで遡る。W杯ではグループBに入り、ポルトガル代表、スペイン代表、モロッコ代表と対戦する苦しい組み合わせとなった。

モロッコ代表
直近獲得タイトル:アフリカネイションズカップ(1976年)
国際タイトルの獲得は1976年のアフリカネイションズカップまで遡る。2000年代の低迷期から脱却し、5大会ぶりのW杯出場を果たした。

ペルー代表
直近獲得タイトル:コパ・アメリカ(1975年)
第1回大会の出場国の中で最も長くW杯本大会出場から遠ざかっていた国として知られる。1975年以来、国際タイトルを獲得出来ずにいる。

イングランド代表
直近獲得タイトル:FIFAワールドカップ(1966年)
近代フットボール発祥の地と知られ、世界最高峰のプレミアリーグがありながらも1966年以来国際タイトルを獲得出来ずにいる。52年ぶりのW杯優勝を目指す。

韓国代表
直近獲得タイトル:AFCアジアカップ(1960年)
2002年日韓W杯でベスト4に進出するなど、国際大会で好成績を残しているが、優勝は1960年のアジアカップまで遡る。

ロシア代表
直近獲得タイトル:UEFA欧州選手権(1960年欧州ネイションズカップ)
最後にタイトルを獲得したのは、伝説的GKレフ・ヤシンを擁した1960年のソビエト連邦時代まで遡る。

ベルギー代表
直近獲得タイトル:なし
EUROでは1980年の準優勝が最高成績。1986W杯ではベスト4に進出しているが、優勝経験はない。

クロアチア代表
直近獲得タイトル:なし
1998年W杯で3位に輝いたクロアチア代表。しかし、国際タイトルで優勝を果たした経験はない。

アイスランド代表
直近獲得タイトル:なし
今大会でW杯初出場となるアイスランド代表。史上最も人口の少ない本大会出場国となった。

パナマ代表
直近獲得タイトル:なし
今大会でW杯初出場となるパナマ代表。2005年、2013年CONCACAFゴールドカップでの準優勝が最高成績だ。

ポーランド代表
直近獲得タイトル:なし
日本代表とグループリーグ第3戦で対戦。1974年、1982年の2大会でW杯3位に輝いたことはあるが、国際タイトルの獲得経験はない。

セネガル代表
直近獲得タイトル:なし
日本代表とグループリーグ第2戦で対戦。日韓W杯で初出場を果たして以来の本大会出場を決めた。国際タイトルの獲得経験はない。

セルビア代表
直近獲得タイトル:なし
モンテネグロが独立したため、2006年からの新たなチームが設立された。2010年にW杯初出場を果たしている。

スウェーデン代表
直近獲得タイトル:なし
1950年W杯では3位、地元開催の1958年W杯では準優勝を経験しているが、国際タイトルの獲得経験はない。

スイス代表
直近獲得タイトル:なし
国際タイトルの獲得経験はない。W杯の最高成績はベスト8。
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