
ガラタサライは日本代表DF長友佑都の完全移籍での獲得に向けてインテルとクラブ間交渉を行ったものの、未だ合意には達していないようだ。7日、イタリアメディア『Gianluca Di Marzio.com』が伝えている。
長友は今季、ローマから招聘(しょうへい)されたルチアーノ・スパレッティ監督のもとで出場機会が減少すると、同監督も長友が構想外であることを明言していた。これを受けて、今年1月に約7年に渡り過ごしてきたインテルを離れ、半年間のレンタル移籍でトルコの強豪・ガラタサライに加入。すると、ファティ・テリム監督から高評価を受けた同選手は左サイドバックのポジションですぐに先発の座をつかみ、公式戦16試合に出場し3アシストをマークし、チームの3シーズンぶり21回目のリーグ優勝に大きく貢献した。
その長友は来季もガラタサライでプレーすることを望んでいると伝えられているものの、完全移籍に向けた交渉は複雑化しているようだ。これまで交渉を重ねてきたガラタサライとインテルは現地時間6日晩にもミラノで会談。インテルが400万ユーロ(約5億2000万円)を求めたのに対し、ガラタサライの提示額は200万ユーロ(約2億6000万円)と、両者には大きな開きがあるようだ。
なおインテルはファイナンシャル・フェアプレー(FFP)抵触の恐れが浮上しており、FFP回避に向けて今月末までに4500万ユーロ(約58億円)の資金捻出に迫られており、長友を含め、数名の放出するものとみられる。少しでも高額の移籍金を手に入れたいインテルにとっては、どこまでガラタサライの提示額の引き上げることができるのかが焦点になりそうだ。
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