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中田英寿氏の応援受けたペルージャ、3失点完敗でセリエA昇格ならず

 かつて元日本代表の中田英寿氏が在籍しており、今季はセリエBで8位のペルージャは、日本時間4日未明にセリエA昇格をかけたプレーオフ準々決勝でセリエB5位のヴェネツィアと対戦し、0-3と完敗を喫し、セリエA昇格の切符をつかむことはできなかった。

 ペルージャには昨日、中田氏が約20年ぶりにクラブを訪問したことで大きな話題を呼び、同氏も「ペルージャはいつも僕の心にある。ペルージャに戻って来る時は、日本の僕の家に戻るようだ」と古巣に感謝の意を示すとともに、「明日はネスタを応援するよ。僕がプレーしていた時はセリエAだったから、セリエBのペルージャは知らないからね」と語り、セリエA昇格に向けて応援する気持ちを出していた。

 かつてラツィオやミランなどで最終ラインを担い、多くのタイトルを手にしたペルージャのアレッサンドロ・ネスタ監督と、相手最終ラインからの飛び出しに長け、ユベントスやミランでゴールを量産し続けてきたヴェネツィアのフィリッポ・インザーギ監督が相まみえた一戦だったが、ヴェネツィアが30分に先制点を奪うと、その後も後半に2点を追加し完勝を収めている。

 この結果、中田氏の応援も敗れてしまったペルージャは来季もセリエA昇格を目指して再びセリエBを戦うこととなった。なおヴェネツィアは準決勝で今季4位のパレルモとホーム・アンド・アウェイ方式で対戦することとなる。