イニエスタ先発出場のスペイン、後半に同点ゴール許しドローに

先発出場を果たしたスペイン代表のアンドレス・イニエスタ　写真:sefutbol.com

　スペイン代表は日本時間4日未明、エスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われたスイス代表との一戦で1-1のドローに終わっている。

　スペイン代表率いるフレン・ロペテギ監督はヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタを先発に抜擢したほか、マンチェスター・シティのMFダビド・シルバ、マンチェスター・ユナイテッドのGKダビド・デ・ヘア、アトレティコ・マドリードのFWジエゴ・コスタなどを先発メンバーとしてピッチに送り込んだ。一方、スイス代表は先週のトレーニング中に全治約3週間の負傷を抱えたアーセナルのMFグラニト・ジャカが欠場している。

　立ち上がりはポゼッションを強めるスペイン代表に対してスイス代表もゴール前まで迫るシーンを演出。それでも29分、ペナルティエリア内左側の深い位置からスイス代表DFに当たったセカンドボールを拾ったダビド・シルバがマイナス気味に浮き球のパスを送り、これにレアル・ソシエダのDFアルバロ・オドリオソラが右脚でダイレクトボレーを放つと、このグラウンダーのシュートがゴールネット左隅を揺らす。

　先制に成功したスペイン代表はこの後も39分に左サイドのCKからボックス中央でフリーとなっていたジエゴ・コスタが頭で合わせるも、ゴールマウス右側に反れる。一方のスイス代表はユベントスのDFステファン・リヒトシュタイナーを起点にスペイン代表ゴールに迫るも決定機までには至らない。

　1-0で折り返した後半、イニエスタは55分にアトレティコ・マドリードのMFサウール・ニゲスとの交代でピッチを後にするとスタンドからは万雷の拍手が送られる。

　しかし、その直後の62分、スイス代表はリヒトシュタイナーの右サイドからのアーリークロスをデ・ヘアが弾くも、このこぼれ球をミランのDFリカルド・ロドリゲスに押し込まれ、同点に追いつく。

　結局スペイン代表は勝ち越しを狙い攻勢を強めたものの、スコアは動かず引き分けで試合を終えている。なおスペイン代表は日本時間10日未明にチュニジア代表と、そしてスイス代表は8日深夜に日本代表と強化試合を行い、ワールドカップ・ロシア大会に臨む。