ポルトガル代表は日本時間3日未明にベルギーのヘイゼル・スタジアムでベルギー代表と対戦し、スコアレスドローに終わった。
敵地に乗り込んだポルトガル代表はレアル・マドリードのFWクリスティアーノ・ロナウドがベンチ外となる中、マンチェスター・シティのMFベルナルド・シウバやウェストハム・ユナイテッドのMFジョアン・マリオなどが先発メンバーに抜擢される。これに対して数多くのタレントを擁するベルギー代表は、1トップにマンチェスター・ユナイテッドのFWロメロ・ルカクを起用し、同選手の背後にナポリのFWドリス・メルテンスとチェルシーのFWエデン・アザールを配置する。
強豪同士と顔合わせとなったこの一戦だが、前半から互いに相手ゴールに迫るシーンを何度も作るも互いにスペースを消す守備で決定機を許さない。22分、ポルトガル代表はモナコのMFジョアン・モウチーニョが遠めの位置からグラウンダーの強烈なミドルシュートを放つも、これはチェルシーのGKティボー・クルトワの好セーブに阻まれる。
対するベルギー代表はアザールがバイタルエリアでドリブル突破やメルテンスとのコンビネーションによる崩しを試みるも、度々ポルトガル守備陣に突破口の芽を摘み取られる。ただ35分にはカウンターの局面でメルテンスがポルトガルの最終ラインの裏に抜け、ペナルティエリア内の深い位置からグラウンダークロスを送るもこれはボックス内のルカクには合わず、ファーサイドに流れる。
互いに無得点で前半を折り返すと、ベルギー代表は後半開始からユナイテッドのMFマルアン・フェライニをはじめ一気に4人の交代カードを切る。そのベルギー代表は54分、ペナルティエリア内からフェライニのバックパスを受けたトッテナム・ホットスパーのDFヤン・フェルトンゲンが強烈なシュートを放つも、ギョズテペSKのGKベトが弾き出し得点とはならない。
一方ポルトガル代表は64分、自陣からのロングカウンターの局面でバレンシアのFWゴンサロ・ゲデスがドリブルで持ち上がると、最終ラインの裏のスペースに抜け出したベシクタシュのFWリカルド・クアレスマにパスを送るもオフサイドの判定に遭う。
その後も終盤まで両チームとも多くのチャンスを作ったもののゴールに結びつけることはできず、試合は0-0で終了した。
なおポルトガル代表はこの後、8日未明にアルジェリア代表と強化試合を行い、ロシアW杯本大会へ臨む。一方まだ本大会出場メンバー23人を発表していないベルギー代表は7日未明にエジプト代表と、そして12日未明にはコスタリカ代表との強化試合に臨む。
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