ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

レバンドフスキ、今夏バイエルン退団希望を代理人が明言もその理由は?

 バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキはどうやら今夏のクラブ退団を望んでいるようだ。30日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やドイツ紙『ビルト』など欧州の複数メディアが一斉に報じている。

 レバンドフスキは2014年夏にボルシア・ドルトムントからバイエルンへ“禁断の移籍”を果たすと、今季まで公式戦195試合に出場し151ゴールをマークするなど、絶対的ストライカーとしてチームを4度のブンデスリーガ制覇に導いている。ただ今シーズンの終盤にレバンドフスキの去就を巡って、チェルシーやレアル・マドリード、パリ・サンジェルマンなどへの移籍の噂が取りざたされるなど、様々な憶測が飛び交っていた。

 その中同選手の代理人を務めるピニ・ザハビ氏がアメリカの大手通信社『AP通信』の取材に応じており「ロベルトは環境を変え、自身のキャリアにおいて新たな挑戦をしたいと感じている」と同選手の移籍願望を明言すると、「(彼が移籍を望む)理由として、お金や特定のクラブによる影響ではない。バイエルンのようなトップレベルのクラブはベストなストライカーの獲得を望むことだろう」とコメント。具体的な行き先については明らかにしなかったものの、チャンピオンズリーグ(CL)制覇を狙うことのできるクラブへの移籍を示唆している。

 ただバイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)は5月上旬に「ロベルト・レバンドフスキとバイエルンとの関係を心配する必要はない。関係はとても良い。我々は彼との契約がまだまだ残っているということを嬉しく思っている。何も心配することはない。来シーズンもバイエルンでプレーする」と語っており、同選手の引き留めに自信を示している。

 レバンドフスキはドルトムント在籍時の2013年夏にも移籍志願をクラブ首脳陣んいよって“却下”された経験を持っており、この時は契約期間が満了を迎える2014年まで残留し、フリーでクラブに別れを告げている。果たして同選手はバイエルン首脳陣との会談でどのような最終結論を出すのだろうか。