セリエA パルマ

ブッフォンの古巣パルマ、4部から3年連続昇格でセリエA復帰

 セリエBのパルマは日本時間19日未明に行われたセリエB最終節・スペツィア戦で2-0と勝利を飾り、4年ぶりとなるセリエA復帰を決めた。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や複数イタリア国内メディアがこれを伝えている。

 ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの古巣であり、またかつて中田英寿氏も在籍経験のあるパルマは、2014/15シーズンに選手やクラブスタッフへの給与未払いをはじめとする財政難による問題が表面化。シーズン終了後に破産が確定し、4部リーグ相当のセリエDへの降格が決定していた。

 しかしクラブ名を「SSDパルマ・カルチョ1913」に変更し再スタートを切ると、2シーズンでセリエBまで昇格を果たしセリエA復帰に大きな期待がかけられていた。そして今季は12月に一度首位に立ったものの、シーズン終盤まで不安定な戦いを強いられていた。しかし3位で迎えた最終節でスペツィアを下し、かつ2位だったフロジノーネがフォッジャに痛恨のドローを喫したため、パルマはセリエA自動昇格圏内の2位に浮上。見事3シーズン連続での昇格により、イタリアの表舞台に復帰することを決めている。

 1990年代には欧州カップ戦に出場し2度のUEFAカップ制覇を成し遂げているパルマは、果たして来季のセリエAでどのような戦いを披露するのだろうか。