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伊代表監督候補のマンチーニ、大幅減俸でイタリア帰還の見通し立つ

 ゼニト・サンクトペテルブルクのロベルト・マンチーニ監督は日本時間15日にもクラブとの契約を解除し、解除後2日以内にイタリア代表指揮官に正式に就任する可能性が高いようだ。12日、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が伝えている。

 現在空席となっているイタリア代表監督を巡っては、マンチーニ氏と元バイエルン・ミュンヘン指揮官で数多くのタイトルを手中に収めているカルロ・アンチェロッティ氏の2人に絞られていたものの、アンチェロッティ氏がイタリアサッカー連盟(FIGC)に対して断りの連絡を入れ、マンチーニ氏とFIGCが代表指揮官就任で合意に達したと伝えられていた。

 一方同氏はゼニト・サンクトペテルブルクと年俸600万ユーロ(約7億8000万円)による現行契約が2020年まで残っているものの、今季ロシアサッカー・プレミアリーグで最終節を残して首位ロコモティフ・モスクワから10ポイント差の5位と来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃していることを理由にクラブから離れる意向を伝えており、週明けにも契約解除となる見込みである模様。そして正式に契約解除が発表されたら48時間以内にイタリア代表指揮官へ就任するようだ。

 なおFIGCはマンチーニ氏に対して年俸200万ユーロ(約2億6000万円)による2020年までの2年契約でオファーしており、EURO2020本大会への出場によりボーナスが発生するものとみられる。ロシアでの監督業に不満を抱いていたのか、同氏にとっては大幅減俸を受け入れてイタリアに帰還する格好となりそうだ。