セリエA ミラン

ミラン、4戦ぶりにホームで快勝。ベローナは1シーズンでの降格決定

 セリエA第36節、ミラン対エラス・ベローナの一戦が行われ、4-1でミランが勝利を収めた。

 ホームでここ4戦勝ちが無いミランと、残留にためにも勝たなければいけないベローナの一戦。先手を取ったのは前者だった。10分、ジャコモ・ボナベントゥーラと縦関係でのワンツーでエリア内を抜け出したスソがプルバックでエリア内に折り返し。これにハカン・チャルハノールが右足で合わせると、相手DFにあたりネットを揺らした。ミランが4戦ぶりのホームでの勝利に近づく。

 試合の主導権を握るミランが、32分に追加点。アレッシオ・ロマニョーリからの縦パスを受けたジャコモ・ボナベントゥーラがパトリック・クトローネにパスをつけると、DFを背負いながらも強引に右足を振りぬき、ネットを揺らした。ミランがスコアを2-0とする。

 その後もミランが優勢に試合を進め、2点のリードを奪ったまま前半終了。試合はハーフタイムへ。

 迎えた後半、立ち上がりの49分にミランが追加点。スソとのワンツーでエリア内抜け出したイニャツィオ・アバーテが右足アウトサイドでネットを揺らす。ミランが理想的な時間帯にベローナを突き放す。

 対するベローナは84分に意地を見せる。CKのこぼれ球を途中からピッチに立っていたイ・スンウがボレーシュート。これがゴール左に突き刺さり1点を返す。イ・スンウはこれがセリエAでの初得点となった。

 試合終盤の89分にはこちらも途中出場のファビオ・ボリーニにゴールが生まれ、ミランが再び点差を3に広げる。その後は試合を終わらせにかかるミランが、主導権を握りながら試合をコントロールし、試合終了。コッパ・イタリア決勝を前に、余力を残して勝利を収めることに成功した。対するベローナはセリエBへの降格が決定した。