大会:J1リーグ
カード:川崎フロンターレ対浦和レッズ
スコア:0-2
【分析内容】
・マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)
・ザ・ハード・ワーカー(THW)
・モースト・ディサポティング・プレーヤー(MDP)
・両チーム監督
・主審
川崎フロンターレMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):対象者なし
川崎フロンターレTHW(ザ・ハード・ワーカー):大島僚太
守備ではコースの切り方が甘く、決定的なピンチを招く場面もあったが、攻撃での貢献度は群を抜いている。卓越したスキルで局面を打開、ビジョンを持ったパスは試合の中で際立っていた。
川崎フロンターレMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):エウシーニョ
ファイナルサードでは脅威を与えたが、ビルドアップの場面ではブレーキに。1stプレスを回避したところでスピードダウンした。守備でもポジショニングが曖昧で、逆サイドでDFラインを崩して失点に関与している。
浦和レッズMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):興梠慎三
巧みなボレーシュートで先制点を奪い、2点目も冷静なフィニッシュで押し込んだ。53分の決定機を逃しハットトリックこそ達成できなかったものの、エースらしい決定力を見せている。
浦和レッズTHW(ザ・ハード・ワーカー):橋岡大樹
絶妙のパスで追加点をお膳立てしたほか、終盤にはカウンターで前線に駆け上がりシュートを放つなど豊富な運動量でチームに貢献した。
浦和レッズMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):対象者なし
川崎フロンターレ監督:鬼木達
浦和の人に付くディフェンスに苦しめられ、ボールを相手陣内に効率良く運べず。選手間の距離は遠く、裏への抜け出しが少ないため、浦和にしてみれば守りやすかっただろう。守備面では最終ラインが揃わない場面が目立つ。エウシーニョが後ろに残り、オフサイドが取れないシーンが散見している。選手が変わっているわけではないため、選手個々の意識改革で防げる問題だけに早急に対応が求められる。
浦和レッズ監督:オズワルド・オリベイラ
相手のクサビ、ボールを受けに下がった選手に積極的に食らいつく前向きの積極的なディフェンスで、ポゼッションで上回った相手に決定機を作らせなかった。中盤でも激しいデュエルを仕掛け、相手ラストパスをうまくオフサイドに掛けるなど狙いがはまった。攻撃ではカウンター以外にも、先制点の場面を含めてサイドを使った厚みのある攻撃が何度か形になっており、新監督の狙いが徐々に浸透していることを感じさせる会心の勝利となった。
主審:木村博之
小林悠が倒された場面や主審とぶつかりボールロストした場面など川崎はややフラストレーションを溜める判定が続いた。チョン・ソンリョンの退場は妥当な判定だろう。
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