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ザルツブルク南野拓実、今季リーグ戦7点目挙げ優勝へ王手かける

 レッドブル・ザルツブルクのFW南野拓実は日本時間29日深夜に行われたオーストリア・ブンデスリーガ第32節・ザンクト・ペルテン戦で今季リーグ戦7点目となるゴールを挙げ、リーグ優勝へ大きく近づく勝利に貢献した。

 先週なかばのヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグ・オリンピック・マルセイユ戦では出番の無かった南野はこのアウェイマッチで再び先発メンバーに名を連ねる。そのザルツブルクは序盤から決定機を作ると20分、右サイドからの折り返しにマリ代表MFアマドゥ・ハイダラが右脚で合わせると、ゴール左隅を揺らし先制点を奪う。

 前半を1点リードで折り返したザルツブルクは後半開始早々の48分、思わぬ形から追加点が生まれる。自陣でパスをカットするとザンクト・ペルテンの最終ラインの裏のスペースが広く空いていると見るや、前線にロングフィードを送り込む。すると、このロングフィードに目掛けてペナルティエリア外に飛び出してきたザンクト・ペルテンGKが目測を誤りクリア仕切れず、ボールが誰もいないペナルティエリア内に転がり、最後は南野は落ち着いて無人のゴールに流し込んだ。

 その後もザルツブルクは何度も決定機を作り、ザンクト・ペルテンの反撃を許さず試合は2-0で終了。ザルツブルクは今節終了後の勝ち点を74まで伸ばし、2位SKシュトゥルム・グラーツに11ポイント差をつけたため、次節で勝利すればリーグ優勝が決定する。