28日に行われたJ1リーグ第11節、横浜F・マリノス対鹿島アントラーズの一戦は3-0でマリノスが勝利を収めた。
不調が続く両クラブの対戦は、マリノスの良さが存分に出た試合になった。
試合が動いたのは7分、右からの崩しで天野純がシュート。そのこぼれ球を最後は遠藤渓太が頭で詰めてマリノスがあっさりと先制に成功する。
ネガティブトランジション(攻→守の切り替えの局面)の意識も高く、ボールホルダーをうまく囲い込んでボールを奪うマリノス。勢いそのままに21分には追加点を奪う。
ペナルティエリア近くの右側からフリーキックを得ると、これを天野が右上角ギリギリに決まるスーパーゴールを突き刺して2-0と鹿島を突き放した。
少し盛り返した鹿島だったがゴールは奪えず、このまま前半を終えた。
後半に入ると、前半よりもマリノスゴールに迫る回数が増えた鹿島だったが、次のゴールを決めたのはまたしてもマリノスだった。
66分、裏に抜け出した仲川輝人が、ペナルティエリア内で倒されたように見えたが笛は吹かれず、その流れの中で再び攻撃を仕掛けたマリノスは、鹿島ディフェンスを左右に振ってズレを作り、最後は後ろから走り込んできた中町公祐が押し込んで勝利を決定づけた。
意地を見せたい鹿島は、攻撃的な選手交代を行って攻勢を強めるが、最後までゴールを奪うことができず、試合はこのまま終了。マリノスが自慢の攻撃力を発揮し、一方の鹿島はいいところなく敗れた。
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