ヨーロッパリーグ プレミアリーグ

アーセナル、あわやバルサの二の舞もEL準決勝進出決める

 ヨーロッパリーグ準々決勝2ndレグ、CSKAモスクワ対アーセナルが行われ、2-2の引き分けに終わった。

 試合は先制点を与えたくないアーセナルが、主導権を得ることよりも、エリア内に侵入させないことを優先させるような選択をしたため、エリア内でのプレーは、互いに少ない立ち上がりとなった。
 
 15分からアーセナルがプレースピードを上げたことにより試合は動きを見せ、カウンターでもボールを保持した状態でもCSKAモスクワのゴールに迫る機会が増える。

 前半も終盤の39分、我慢強く試合を進めていたCSKAが先制に成功する。左サイドからのクロスにファーサイドのキリル・ナバルキンが頭で合わせ、ペトル・チェフがはじいたところをフェドル・チャエフが押し込んだ。アーセナルの準決勝進出に待ったをかける。

 前半はCSKAが1点のリードを守り、ハーフタイムを迎える。

 迎えた後半、CSKAモスクワが早々に追加点を奪う。アレクサンドル・ゴロビンのミドルシュートをチェフがはじくと、ナバブキンが押し込み、アグリゲートスコア(1stレグとの合計)でも1点差に迫る。

 嫌な流れが続いたがアーセナルだったが75分、モハメド・エルネニーとのパス交換でGKと1対1を迎えたダニー・ウェルベックが冷静にゴールへ流し込み1点を返す。精神的な余裕を取り戻す。
 
 終了間際にはアーロン・ラムジーにもゴールが生まれアーセナルが試合を振り出しに戻す。

 その後試合が動くことはなく2-2で終了。アーセナルは敗戦したものの1stレグとのアグリゲートスコアを6-3とし、準決勝進出を決めた。