8日に行われたJ1リーグ第6節横浜F・マリノス対川崎フロンターレ。
今回は試合における両チームのマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハードワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、両監督とレフェリーについての分析、評価をする。
横浜FM MOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):飯倉大樹
数多くのシュートセーブ、飛び出しのタイミング、クロスに対する対応、ショートパスでのビルドアップ、カウンター時のロングフィード、全てにおいて素晴らしいパフォーマンスを披露した。勝ち点獲得の立役者だ。
横浜FM THW(ザ・ハード・ワーカー):中澤佑二
チームを救う今季初ゴールを記録。素早い状況判断で最も危険なエリアをカバーし、ゴール前でピンチを防いでいる。
横浜FM MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):オリビエ・ブマル
守備ではウィークポイントとなり、攻撃面でもボールの出しどころに迷いを見せた。
川崎F MOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):大島僚太
攻撃のサポートでもボール回しの局面でも気の利いたポジショニング。この試合だけで100本のパスを送っている。自身のキックから局面を変え、チャンスを演出した。
川崎F THW(ザ・ハード・ワーカー):エウシーニョ
前半は得点に結びつかなかったもの、多くのクロスを供給。後半はスタミナ切れを起こしていたが、最後まで走り切った。山中とのマッチアップは見ごたえがあった。
川崎F MDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):知念慶
再三の決定機を外し続け、小林悠の体調不良という絶好のアピールチャンスを無駄にした。
横浜FM監督:アンジェ・ポステコグルー
前節に引き続き2ボランチで挑んだが、後ろが重くなりボールを運べず。後半に入り、天野純のポジションを一列前にしたことで状況の改善を試みている。現時点では両チームの技術力に差があり、難しい試合展開を強いられたが、勝ち点を獲得できたことはポジティブに捉えるべきだろう。
川崎フロンターレ監督:鬼木達
前半は今季の横浜FMを良く分析し、プレーにも反映させ、中央で数的有利を作りサイドに流して、再び中央で数的有利を作ってフィニッシュという形をメインに主導権を握った。ディフェンス面でも2列目の選手に前を向かせないディフェンスは機能していた。数多くの決定機を作り出したが、決めきれなかったのは誤算だろう。後半は前半でアグレッシブにプレーしていたこともあり、やや息切れ。横浜FMにボールを持たれチャンスを作られる場面が多く、特にSBの裏のスペースを自由に使われる場面は策が欲しかった。
主審:木村博之
30分に知念が抜けだした場面は、完全にオフサイドではなく、この試合の知念が決めきれるかは別として、大きな決定機を消した。その後もミスジャッジをいくつか繰り返した。
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