日本時間1日に行われたセリエA第30節、ユベントス対ミラン。
今回は試合におけるマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)、ザ・ハード・ワーカー(THW)、モースト・ディサポインティング・プレーヤー(MDP)を選出し、監督についての分析、評価をする。
ユベントスMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):フアン・クアドラード
後半途中から出場し、ミランの選手たちに精神的に大きな大きなダメージを与える決勝点を記録。チームを勝利に導いた。
ユベントスTHW(ザ・ハード・ワーカー):サミ・ケディラ
前半は組み立てに苦しんでいると見ると、少しポジションを下げてパスコースを作り、後半はタイミングのいい飛び出して、1得点1アシストを記録。決定的な仕事をやってのけた。
ユベントスMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):ブレーズ・マテュイディ
フランク・ケシエにフィジカル面で圧倒され、効果的な活躍ができなかった。彼と交代して出場したフアン・クアドラードが決勝点を記録。
ミランMOTM(マン・オブ・ザ・マッチ):レオナルド・ボヌッチ
古巣との対決でセンセーショナルな同点弾を挙げた。バルツァッリ、キエッリーニに競り勝っての得点だけに多くのサッカーファンにとって歴史的な出来事となっただろう。これぞドラマだ。
ミランTHW(ザ・ハード・ワーカー):フランク・ケシエ
圧倒的なフィジカルで中盤を制圧。マテュイディすら寄せ付けなかった。彼の存在はガットゥーゾの志向するサッカーの中で必要不可欠だろう。
ミランMDP(モースト・ディサポインティング・プレーヤー):二コラ・カリニッチ
途中出場で局面を打開することが期待されたが、ベナティアに競り合いで負け続け、起点にすらなれなかった。
ユベントス監督:マッシミリアーノ・アッレグリ
勝負の“肝”を知る男だ。3-4-3でスタートし、後半開始からドウグラス・コスタを投入して4-4-2にシフト。攻撃のスイッチを入れるとともに、クアドラードを投入してたたみかけた。出場した選手や、シフトしたシステムがきちんと機能し、重要な勝ち点3を獲得。スクデットに向けて死角はなさそうだ。
ミラン監督:ジェンナーロ・ガットゥーゾ
早々の失点によりプランは大幅に崩れたが、前半は数的優位な最終ラインや、比較的プレッシャーを受けなかったSBを有効に使い上手に立ち回っていた。クロスを中心とした攻撃などは3バックのユベントスに対して非常に効果的だった。元指揮官のアッレグリとの差がより顕著に出たのはベンタンクールの出場あたりから。厚みのある攻撃に耐えきれず失点。チームの地力の差も感じられた。
主審:ニコラ・リッツォーリ
公平で安定したレフェリングだった。ビッグゲームでも威厳を見せ、VARを使用したシーンも試合が止まる時間を最小限に抑えた。FIFAからも高い評価を受けているだけのことはある。
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