サッカー日本代表は27日、”仮想ポーランド”であるウクライナ代表と対戦した。マリ戦に引き分けたことで、よりこの試合の重要度が増したと言えるだろう。
注目はマリ代表戦でベンチスタートだった本田圭佑が先発出場する点。また、Jリーグ屈指のセンターフォワードである杉本健勇は、メンバー入りに向けてインパクトを残すことができるだろうか。さらに、マリ戦でもスタメンだった長谷部誠、槙野智章、長友佑都はW杯でも出場が固いと言えるかもしれない。
対するウクライナ代表は、マンチェスター・シティ所属のオレクサンドル・ジンチェンコ、シャルケ所属のイェウヘン・コノプリャンカがスタメンに名を連ねている。
試合序盤、左サイドで10番コノプリャンカに再三チャンスを作られる日本代表。マリ戦でPKを与えてしまった宇賀神友弥に代わり右サイドバックを務めた酒井高徳は、彼の二の舞は避けたいところだ。
すると前半21分、ウクライナ代表がシャフタール所属CBヤロスラフ・ラキツキーのミドルシュートで先制する。何度も左サイドを崩されていた日本代表DF陣は、腰が引けてしまい誰もプレッシャーにいくことが出来なかった。
しかし、先制された日本代表も反撃に向かう。前半42分に柴崎岳のFKから槙野智章のヘディングで同点に追いついた。幾度となく決定的チャンスを作られた日本だったが、前半は1-1で終了する。
そして後半24分、またもや相手左サイドから10番コノプリャンカに突破を許すと、同選手のアシストより途中交代で加入したオレクサンダー・カラファエフがゴール。ウクライナが勝ち越しに成功する。
日本代表は宇佐美貴史や久保裕也を投入し、同点弾を目指すが、試合は1-2で終了。これでマリ代表、ウクライナ代表と”仮想W杯対戦国”相手に1分1敗と厳しい結果に終わった。
ロシアW杯まで残り3ヶ月。この2戦を無駄にしないためにも改善点を見直し、W杯に向けて仕上げてくることが求められる。
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